いえさき先生のコラム

西田辺で「出来るだけ削らない」むし歯治療に取り組んでいる歯科医院

2015.02.09 コラムむし歯

ミニマル・インターベンション

いえさき歯科では、むし歯が出来た時できるだけむし歯になったところを削らずできるだけ
目立たないものを詰める治療に数年前より積極的に取り組んでいます。
具体的な治療でお話しますと、むし歯に罹患した部位だけを除去して、その取り除いた部分のみを
光で短時間で固まるコンポジットレジンと言われる白いプラスチックで補填するという形がもっとも分りやすいと思います。
以前は予防的な意味と金属をつめるためのスペースを作るという必要性から歯を大きく削り、型を取って
金属をつめるという方法で修復することが一般的でしたが、むし歯も接着剤の改良に次ぐ改良により接着力が極めて強力になり
詰める材料の物性の向上で余分な所を削ることなく小さな窩洞(むし歯を取り除いた後の穴)で小さくつめると言うことが可能になりました。
ただし、全てこの方法でうまく対処できるわけではありません。大きく深いむし歯では全体を金属で覆い
被せる必要もありますし、歯のない部分にブリッジを入れるために歯を削ることもあります。
小さく削るリスクとして、う蝕部分の取り残しと言うことも予防的に大きく削り取る方法に比べれば可能性は
高くなります。より慎重な治療が必要ですね。
このような治療をミニマルインターベンションと呼んでいます。

ミニマル・・・・・・・・最小限の予防と管理で再発を防ぐ
インターベンション・・・侵襲

ミニマル・インターベンション(MI)(最小限の侵襲)を簡単に分りやすくいうと上に挙げた二つの言葉で
表現できると思います。
このMIは国際歯科連盟(FDI)が提唱し日本でも定着してきた歯科治療における指針となる概念です。
原則的な事項としては次のようなことが挙げられると思います。

・初期う蝕の再石灰化を促進する
・修復時、最小限の歯質の除去
・補綴物・修復物の再製作よりも補修・修理
・口腔内の管理の徹底による良好な予後の確保
さてMIを広義に考えると、歯を抜かない、既に抜去した歯の代わりにブリッジを入れる時も歯質の削除を最小限に
とどめるという考え方も当然含まれて来ると思います。
削るよりも再石灰化させること、抜髄(神経をとる処置)よりも歯髄を健全に残すこと、抜歯より歯を残す、複数の根がある
歯なら一本でも多くの根を残す。ブリッジよりもインプラント。
など色々な考え方と治療方法があると思います。
その中で一人ひとりの口腔内の状態を考え、
ご希望を取り入れての処置がその人にとっての最良の処置方法を選択することになると私は考えます。

歯科治療は元来、ほとんどが外科処置であり外科的侵襲を伴うものです。削ったり切ったり抜いたり・・・
痛かったり、血が出たり。その中で少しでも侵襲を少なく留め予後が良好で再治療のリスクが最小限に
なる様、また再治療が必要になった時でも最小の侵襲でおこなう。
そのような処置を心がけることにより一本一本の歯の寿命の
延長、口腔機能の維持を図れたらと考えます。
予防と管理で再発を防ぐことが、治療に勝る最良の方法として、20年前から歯周病と虫歯の予防管理にも
歯科衛生士を中心として取り組みつづけ成果を上げて来ています。

この記事のお問い合わせ先:
阿倍野区西田辺のいえさき歯科

電話:06-6624-4500

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