部分矯正・プチ矯正
プチ矯正(プチリンガル矯正)について
いえさき歯科では、目立つ前歯だけを、目立たず早くにしかも低価格で治したい方に適した治療に積極的に取り組んでいます。
プチ矯正(リンガル矯正)とはドイツからやってきた画期的な方法です!
「デコボコな歯並びが気になるけど、矯正治療に踏み切れない・・・」「矯正装置を長期間つけたくない」「治療費がかかりすぎる」など患者様が矯正治療(歯列矯正)に踏み切れない代表的な理由は、治療期間と治療費です。
プチ矯正(リンガル矯正)の場合、目立つ前歯のみを裏側から矯正するため、従来の全顎矯正に比べてまったく目立たず(人に気づかれず)治療期間が短く、費用も比較的安くすみます。
普通の矯正とどこが違うの?
従来の全顎矯正は、歯全体に矯正装置を装着し、歯と顎のバランスや咬み合わせを整えながら歯並びを治療します。
プチ矯正の場合は、装置を前歯周辺に限局して装着し、目立つ歯のみを治療します。前歯は奥歯に比べると、歯の移動距離も少なく移動しやすいので、咬み合わせの調整にもそれほど期間を要しません。
プチ矯正の場合は、全顎矯正に比べるとまったく目立たず、治療期間が短く、費用も安く、痛みが少ないというメリットがあります。
治療期間はどのくらい?
従来の全顎矯正の治療期間は保定を含め約3年〜5年ですが、プチ矯正の場合は約3~6ヶ月と短期間で行います。
※治療内容によって期間は変わってきます。
全顎裏側矯正との違い
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従来の全顎裏側矯正の場合
- 治療費が高い
- 治療期間が長い(2年~3年程度)
- 痛い(歯が動く痛み、食事の時の奥歯の痛みなど)
メタルブラケットを使った矯正装置です。
目立ちますね。痛いです。 -
プチ矯正(リンガル)の場合
- 治療費が安い(約20万程度)
- 治療期間が短い(3~6ヶ月程度)
- 全顎矯正に比べ、痛みがかなり少ない
裏側に装置を付けているので、まったく他人に気づかれることはありません。痛みもかなり少ないです。
プチ矯正(リンガル矯正)治療中の状態
前歯の計6本(犬歯から犬歯)の裏側にリンガルブラケットを装着し歯並びを改善します。ワイヤーを通し歯を動かしていきます。
下前歯の裏に装置を入れていますが、装置は全く見えません。
下顎の裏に装置が入っています。
スペース不足の時には?
審美補綴治療と違い、歯を削らずに歯並びを治せるところが矯正治療のメリットですが、歯並びが乱れる一般的な原因は歯と顎の大きさのバランスがとれていないことです。
顎に歯がきれいに並ぶためのスペースが大きく不足している場合は、IPRといって前歯の隣接面をヤスリのようなもので少し(左右0.5MM程)スライスし、歯の幅を小さくすることでスペースを作ります。
下顎前歯の乱れが大きい場合は、前歯を1本抜歯する場合もあります。部分矯正の治療のために歯を抜歯した場合、1本につき別途2,700円が必要になります。
ブラケットの装着
ブラケットは、インダイレクトボンディング法を用いていますので、確実にベストポジションにブラケットを装着できます。そのため、治療の最終段階での仕上がりが違ってきます。また、ブラケット装着にかかる時間も大幅に短縮される上、装着後の脱離する頻度も極めて少なくなります。
使用するワイヤーは
装着時は、極めて柔らかく、体温で温められることにより弾性が増すヒートアクチベートワイヤーを用いています。ワイヤーが、極めて柔らかいのでいたみも極めて少ない治療が可能です。
お口の状態によっては、プチ矯正の場合に適さない場合もあります。
詳しくは、無料相談を随時行っておりますので、気軽に相談下さい。
リンガル矯正(裏側矯正)による治療の流れ
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Step01カウンセリング
お口の状態を確認させて頂き、治療内容と治療期間の説明をさせて頂きます。
その後、現在の歯並びのお悩みとご希望をお聞かせください。
当院は、患者様が不安のまま治療を進めることはありませんのでご安心ください。
初診カウンセリングを行ったあと精密検査に進んでいきます。 -
Step02精密検査
お口の写真やレントゲン、歯型などを取らせて頂きます。
この資料をもとに、診断し、最善の治療計画をご提案します。 -
Step03診断結果・治療内容の説明
精密検査の結果をご説明し、治療内容と期間などを詳しくご説明させて頂きます。
費用や今後のスケジュールも一緒にご説明させて頂き、患者様が納得頂いた上で進めていきます。 -
Step04見えない裏側矯正治療開始
見えない裏側矯正治療開始いたします。
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Step05矯正治療期間
約2週間に1度のペースで来院していただきます。治療期間は、3か月から6か月です。
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Step06最終確認
患者様の歯型を取り、患者様の歯に合わせた形態でオーダーメイドします。 歯型を採ってから装置が出来上がるまで約1ヶ月かかります。 ※抜歯が必要な場合は、その間に治療します。
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Step07保定期間
矯正後の歯が元に戻らないように、「リテーナー」と呼ばれる固定装置をいれて、しっかり固定させます。
プチ矯正のデメリット
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簡単な症例のみ取扱可能
咬合全体の改善や重度な不正咬合は治すことはできません。
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抜歯する可能性がある
スペースを作るために症例によっては抜歯もしくは歯を削ることがあります。事前に説明を致しますので了承後に治療致します。
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咬み合わせの改善
見た目の矯正は可能ですが、本来の機能的な改善が出来ない場合があります。
※保険適用外のため、自由診療となります
プチ矯正のススメ
従来の矯正治療より、短期間・低価格・軽負担
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従来の全顎矯正の場合
- 費用が高い(100万円以上)
- 治療期間が長い(3年以上)
- 痛い(奥歯で硬い物が噛みにくい)
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プチ矯正の場合
- 前歯だけなので、費用が安い(約20~30万)
- 前歯だけなので、短期間で終わる(約3ヶ月~6ヶ月)
- 前歯だけなので、痛みも少ない
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プチ矯正に最適な『ワイヤー矯正』
プチ矯正での「ワイヤー矯正」は、基本的に犬歯から犬歯の計6本の歯に装置を装着します。
歯の表面に、幅2~5mmほどのブラケットを装着し、そこにワイヤーを通すことで歯を動かしていきます。
治療期間(通院間隔:2~3週間に1回)
通院のたびに歯並び・咬み合わせをチェックし、ブラッシングしにくい箇所の清掃とワイヤーの締め直し、ワイヤーの交換・必要であればIPRを行います。
歯を動かす治療(動的期間:3~6ヶ月)
メタルブラケットもセラミックブラケットも、3~6ヶ月かけて歯を動かしていきます。
歯並びを安定させる治療(通院間隔:3~6ヶ月に1回)
通院のたびに、歯並び・咬み合わせをチェックし、保定装置のチェック、お口全体のクリーニング(歯石・歯垢除去・着色の除去)、むし歯のチェックなどを行います。動かした歯のまわりの骨がしっかり固定されて、状態が落ち着いたら終了となります。但し、歯並びは矯正するしないにかかわらず経年的に変化していきます。歯並びが後戻りしないように、なるべく長期間保定装置をお使いになられることをお勧めします。
ワイヤーを使わず歯を動かす『マウスピース矯正』
矯正とはワイヤーをつけて歯を動かすのが一般的です。
ところが「マウスピース矯正」では、ワイヤーを使わず透明のマウスピースによって歯を動かして矯正を行うことができます。前歯だけをきれいにしたいといった部分的な矯正治療を希望される方にとっては、画期的な治療法といえます。
歯を動かす治療(動的期間:3~12か月)
月に1~2回、通院して頂き、マウスピースを歯並びに合わせて交換していきます。
歯並びを安定させる治療(通院間隔:3~6ヶ月に1回)
通院のたびに、歯並び・咬み合わせをチェックし、保定装置のチェック、お口全体のクリーニング(歯石・歯垢除去・着色の除去)、むし歯のチェックなどを行います。
メリット・デメリット
- ワイヤーなしで、透明なマウスピースを使用するため、目立たずに治療をすすめることができます。
- 取り外しができるため、ブラッシングがしやすく衛生的です。
- 取り外しできますが、患者様がきちんと装着し続けて頂かないと歯が正しく動きません。(歯みがきと食事以外はできるだけずっと装着して頂きます)この患者様の協力度で治療の成功が左右されます。
- マウスピースによる歯の移動には限界があり、全ての患者様に適応できる治療方法ではありません。(かなりガタガタがひどい人には不向きです)
適応かどうかは一度担当医にご相談ください。