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顔のシルエットが美しく変わった!セファロを使って咬合高径を決めた精密義歯

義歯

図2

78歳の女性、ぜんぜん物が噛めないとのことで来医されました。新しい入れ歯を作ることになりました。

10年以上お会いしていなかった知り合いの方です。美しい方でしたが、10年合わない間にずいぶんお顔つきが変わられた

という印象でした。この10年でたくさんの歯を無くされたとのこと、1本も歯がありませんでした。

入れ歯が、合ってないとこんなにお顔も変わってしますのですね。

新しい入れ歯を作ることになりましたが、輪郭がずいぶん変わっていたので、入れ歯を入れることで

元の輪郭を取り戻せる様、横顔のレントゲンから入れ歯の高さを決めることにしました。

初診時、これまで使っていた上顎入れ歯を装着してセファログラム(横顔のレントゲン)を撮影しました。

このレントゲン写真から顔のシルエット・上下の歯や顎の上下前後の位置関係・

頭蓋顔面の骨格形態・頭蓋と下顎と頸椎の位置関係・気道や舌の形態位置など多くの大切な情報が、得られます。

かみ合わせがとても低く(本来歯が有った位置と比べて)なっていて下顎が前に出て、お顔も顎がしゃくれ受け口のような

シルエットになっています。鼻と顎先に引いた線がイーラインですがバランス悪いですね。

お顔写真を撮っていたらすごくわかりやすかったのですが、写真は、ありません。

頸椎も前に傾いています。下顎が前に出ると頭蓋骨も前に出て首が傾くのです。これでは、肩こりや首のコリもひどくなるでしょう。

 

図3図4

平均的な高さでまず撮影しまたのが左です。唇の形態などから明らかに高すぎましたので、すこし低くして撮影したのが右です。

右の高さで入れ歯を作製していくことにしました。

図6図1

それを基準に、ろうでできた入れ歯をまず作りお口の中で合わせたのが、左写真です。

そのろう入れ歯を装着してとったセファログラムが右です。横に引いてある2本線がある基準線ですが、

この2本が、並行であることがわかりますね。このろう入れ歯の高さで入れ歯を仕上げることにしました。

図8 図7 図5

左写真が、出来上がった精密義歯です。真ん中写真がお口の入れた状態です。その時のセファログラムが右の写真です。3本の横基準線が

並行です。またイーラインも初診時に比べると整いました。下顎・頭蓋・頸椎の位置関係も整いました。

図10-1 図11-1

術後の口元です。美しいシルエットを取り戻しました。笑顔で何でも咬めるようになったと喜んでいただけました。