大阪市阿倍野区西田辺にある歯科 審美治療・矯正治療なら いえさき歯科へ

いえさき先生のコラム

もしかしたら顎関節症では!?不安になったときのセルフチェックと改善方法について

成人の2人に1人が何らかの顎関節症といわれるが、この病気は予防したり、改善はできるのでしょうか?

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大阪歯科大学附属病院の覚道健治院長は、エキサイトニュースの投稿の中でこのようにに述べられています。「まず筋肉や顎関節を安静にし、噛みグセを見直しましょう。噛みグセを治すには、例えば、右でばかり噛む人は左でも噛むように意識する。噛みしめや食いしばりが強い人は、仕事の休憩中でもできる簡単なアゴの筋肉体操や首や肩の筋肉ストレッチングを習慣づけることが大切です」

就寝前に入浴して頬をよく温めた後の温湿布も有効です。また「食いしばらないで歯を離そう」「急に大きく口を開けない」「姿勢を正しく」と注意書きを目につく壁に貼っておくのもいい方法です。

そこで伝授してもらった簡単なアゴ体操と噛む行為に深く関係する首と肩の筋肉ストレッチング、さらには予防や改善のコツをご紹介します。

簡単なアゴの筋肉体操

❶口をリズミカルに開け閉めする ❷指で下アゴを押さえながら前に出したり、引いたりする ❸指で下アゴの右を軽く押しながら、アゴを右に動かす。左も行う ❹指で下アゴを押さえながら、口をリズミカルに開け閉めする

*「あごが痛い、口が開かない―顎関節症(NHKきょうの健康Qブック)」和嶋浩一監修より

首と肩の筋肉ストレッチング

❶手を添えながら、頭を前、左斜め前、右斜め前、後にゆっくりと倒す ❷肩をゆっくりと引き上げる。その状態を数秒間保ちストンと落とす。数回繰り返す。このサイクルを1日に数回行う。

*「あごが痛い、口が開かない―顎関節症(NHKきょうの健康Qブック)」和嶋浩一監修より

予防と改善のコツ

●右を向いて寝るクセがあれば左を向いて寝る ●高く硬い枕を避ける ●うつ伏せになって寝ない ●鞄を右肩ばかりにかける人は左肩にもかける ●こぶしを下アゴに軽く押し当ててあくびをする ●歯科治療の時間を短くする ●長時間の会話やカラオケを避ける ●フルート、サキソホン、バイオリンなどの演奏、格闘技やスキューバダイビングを控える

誰でも簡単にできる顎関節症セルフチェック

もし日常生活でアゴの不調が気になったら、簡単なセルフチェックをしてみる。 以下の設問に答えて、1は1点、2は2点、3は3点、4は4点として合計してみよう。

設問1 ★口を大きく開いた時,人差し指から薬指を並べた3本指をタテにして入りますか? 1,すっと入る (1点) 2,ほぼ問題ない (2点) 3,どちらともいえない (3点) 4,やや困難 (4点) 5,全く入らない(5点)

設問2 ★口を大きく開け閉めした時,アゴの痛みがありますか? 1,全くない (1点) 2,たまにある (2点) 3,どちらともいえない(3点) 4,しばしばある (4点) 5,いつもある(5点)

設問3 ★口を大きく開いた時、まっすぐに開きますか? 1,いつもまっすぐ (1点) 2,たまに曲がる (2点) 3,どちらともいえない (3点) 4,しばしば曲がる (4点) 5,いつも曲がる(5点)

設問4 ★干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べると、アゴや顔が痛みますか? 1,痛まない (1点) 2,たまに痛む (2点) 3,どちらともいえない (3点) 4,しばしば痛む (4点) 5,いつも痛む(5点)  点数はあくまでも目安だが、

すべての設問に答えて合計が8点以上なら顎関節症の可能性が高いので歯科を受診しよう。

 スグわかる!顎関節症のセルフチェック

以下の項目に1つでも思い当たれば、歯科でチェックを受けよう!

□アゴが痛い、口が開かない、カクカク音がして痛い。 □食事の時、アゴが痛くて噛めない。 □大きなあくびやリンゴの丸かじりができない。 □人差し指、中指、薬指の3本をタテに並べて口に入らない。 □口の開け閉めで、耳の回りに音(カクカク、シャリシャリ)がする。 □食べ物を噛んだり、長い間しゃべったりすると、アゴがだるく疲れる。 □耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる。 □最近、アゴ、首(頸部)あるいは頭を打ったことがある。

(大阪歯科大学附属病院院 顎関節外来パンフレットより)

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