いえさき先生のコラム
「ただ治すだけの歯科治療」から「綺麗に治す歯科治療」へ
ちょっと、想像してみてください。

あなたの前歯がむし歯になって穴が開いたとします。当初はそれほど痛みませんから、そのうち治療に行こうとおもいながらも忙しかったら面倒だったりして、放置しているうちにすごく痛くなり、とうとうたまらなくなって歯科医院に駆け込むことになります。
とにかく、歯の痛みから1秒でも早く解放されたいと思うことでしょう。そして、むし歯の治療が終わって痛みがなくなると、ホッとすると同時に痛みがないことをありがたく思うはずです。
ひどい痛みから解放された喜びを表現した代表的な名言として歯科医師の先輩から語り次がれている「Dentistry is a Work of Love」が思い出されます。
大正時代の思想家として活躍された内村鑑三先生の残した言葉です。大正15年の夏、 こよなく愛されていた自然豊かな避暑地・長野県中軽井沢の星野温泉に逗留中、突然激烈な歯痛に襲われました。しかし、当地の歯科医院で受けた手厚い歯科医療によって、程なくその苦痛から開放されたそうです。100年前であれば、歯科医療は、それがすべてだったのでしょう。
しかし、現代の歯科医療は、変貌し進化しています。痛みを取るだけの医療ではなくなっています。


初期のむし歯なら治療も簡単だったのですが、耐えきれないほどの痛みが伴うほど進行したむし歯ですから、その部分を大きく削らなければなりません。さらに目立つ前歯ですから、削ったあとには、当然白いクラウン(冠)を被せる治療が行われます。
さて、問題はここからです。
ここで最終的に入った1本のクラウン(冠)ですが、仮にその色がくすんで汚かったり、形が周りの歯と不釣り合いだったとしたら、どうでしょう?
治療が終わり痛みから解放されて嬉しい反面、がっかりした気持ちになりませんか?さらには、そのことが気になって知人や友人の前で口元を隠すようになるかもしれません。
逆に、周りの自分の歯と区別がつかないほどきれいに治っていたら、心から嬉しく思うことができるのではないでしょうか?これなら知人や友人の前でも大きく口を開けて笑うこともできます。
この例からもわかるように、現代では歯科治療というものは、痛みがなくなり、噛めるようにするだけでは、決して十分とは言えないのです。

単に痛みを摂って噛めるようにする「ただ治すだけの歯科治療」で終えるのではなく、症状解消と機能回復は当たり前のこととして、さらにもう一歩進んだ「綺麗に治す歯科治療(=審美歯科治療)」でなければ、患者様に心から喜んでいただくことはできない時代に入っています。
この記事のお問い合わせ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科
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電話:0666244500