いえさき先生のコラム
クリッピーC&Lというセルフライゲージブラケット使用しています
セルフライゲージブラケット
セルフライゲージブラケット導入することで今までにない弱い矯正力とフリクション・フリーのため生体に適したお口の状況を作り出します。矯正装置は着けますが、実際に歯を動かす力は患者ご自身の力を利用することになります。つまり、口腔周囲筋や舌の力で歯が動くと言うことです。デーモンシステムやクリッピーなどの結紮の要らないブラケットと特殊ワイヤーのおかげで、数多くのメリットが生まれました。さてどんなメリットが、あるのでしょう。
■メリット
1 治療期間の短縮
今までの装置に比べ、3割ほど治療期間が短くります。というのは、これまでの装置はワイヤーが固定されているのである程度の位置まで歯が動くとそれ以上、歯を動かすためには再度、調節が必要でした。しかし、当院で使用しているクリッピーブラケットを使うと、装置の中をワイヤーが滑っていき易いために、治療期間が短くなるのです。
2 矯正治療中の痛みが少ない
今までの装置であれば、ワイヤーと装置が固定されているので移動に強い力が必要でした。しかしクリッピーであれば、太いワイヤーが固定されていないので、ワイヤーにそって歯がすべるので弱い力で歯を移動できます。そのため、痛みが少なくなるのです。
3 歯磨きがしやすい
これまでの装置であれば太いワイヤーをゴムや細い針金で縛ることによって力を加えていました。したがって、装置の周りにゴムや細い針金があるために、どうしてもそこに汚れがたまりやすくなっていました。しかし、クリッピーではこのゴムや細い針金がなくなったために、毎日の歯ブラシが簡単になりました。
4 通院回数が少なくなります
クリッピーの場合、絶えず力がかかるので、これまでであれば3~4週に1回、調節に来院していただかないといけなかったのが1ヶ月半に1回の通院でも大丈夫なことが多いのです。
■裏側矯正の場合は、クリッピーCを表側の場合は、目立たないセラミック製のクリッピーLを用いています。