いえさき先生のコラム
ジェットシステムを導入しました。
目次
- 0.1 ジェットシステムとは、自由が丘矯正歯科クリニック院長の成田信一先生が、開発された画期的な矯正治療システムです。これまで、1年半から2年半かかっていた矯正治療が中高生なら1年以内大人でも平均1年4か月で治すことが出来るというエポックメイキングな治療法です。こんなに短い治療期間で治療が終了するならこれまで2年以上かかると言われて矯正治療に踏み込めなかった方への福音となることでしょう。当院でも早速導入することにしました。よいものは、素早く取り入れて、患者さんに情報提供し、研鑽を積むようにしています。
- 0.2 それが、患者さんの福音につながると信じています。
- 1 JETsystemとは?
- 2 JETsystemには「1年で終わる」「痛くない」「楽しい」という3つの特徴があります。
- 3 本当に大丈夫なの?
- 4 歯が早く動くことによる身体への負担について
- 5 特殊な手術が必要かどうか
- 6 JETsystemの弱点
ジェットシステムとは、自由が丘矯正歯科クリニック院長の成田信一先生が、開発された画期的な矯正治療システムです。これまで、1年半から2年半かかっていた矯正治療が中高生なら1年以内大人でも平均1年4か月で治すことが出来るというエポックメイキングな治療法です。こんなに短い治療期間で治療が終了するならこれまで2年以上かかると言われて矯正治療に踏み込めなかった方への福音となることでしょう。当院でも早速導入することにしました。よいものは、素早く取り入れて、患者さんに情報提供し、研鑽を積むようにしています。
それが、患者さんの福音につながると信じています。
JETsystemとは?
Jiyugaoka Enjoyable Treatment system 頭文字をとったものです。
JETsystemは自由が丘矯正歯科クリニックで「1年以内で矯正治療を終える」ことを目的に成田信一先生が開発したシステムです。
JETsystemには「1年で終わる」「痛くない」「楽しい」という3つの特徴があります。
1年で終わる
従来の矯正の治療期間がどれくらいかご存知ですか。
平均2年半と言われています。
JETsystemの平均的な治療期間は1年です。
矯正の治療期間には年齢も関係しますが、中学生~大学入学時なら90%以上が1年で治療できます。
また、治療に1年以上かかる場合でも従来方法の約半分の期間での治療できます。
また、JETsystemはどんな症例にも適用できます。
矯正治療では難しいとされる開咬や過蓋咬合といった症例でも約1年で治療を終えることができます。
痛くない
矯正治療には歯の痛みが伴います。
JETsystemでは矯正に伴う歯の痛みが大幅に減りました。
矯正治療において痛みが出ることは「仕方がないこと」とされてきました。
この痛みを軽減する様々な試みがなされてきましたが、根本的な解決はされていませんでした。
矯正治療で痛みが出る原因は、歯の移動のためにかけている力が強いということがあります。
JETsystemは矯正治療に使う力を小さくしています。
どれくらい小さくなっているかというと、従来に比較して1/2~1/5になっています。
だから痛みを減らすことができました。
痛みを客観的に測定することは難しいのですが、JETsystem開発前後を比較して、
患者様から痛みのうったえは減っているということです。
矯正による痛み
従来の矯正痛みは装置装着時に始まります。
また、装置装着時ほどではないものの、調整時に新しいワイヤーを通した際にじわりとした痛みが伴います。
人によってはワイヤーチェンジ後も痛みでご飯が食べられない方もいます。
JETsystem大きな痛みは装着から3日ほどで治まります。
装着直後はおせんべいのような硬い食べ物は無理ですが、普通の食事をとることはできるようになります。
ワイヤーチェンジ後も食事には支障がでません。
楽しい
JETsystemは従来の矯正と比べ、矯正に必要な期間が減りました。
それにより、歯の動きを1~2か月ほどで実感できます。治っているのが実感できるので楽しいわけです。
本当に大丈夫なの?
「1年で治療できて、痛くない」と聞いて、本当に大丈夫なの?
と感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
・歯が早く動くことで身体への負担はないのか。
・何か特殊な手術をするんじゃないだろうか。
こんな疑問があるのではないでしょうか。
歯が早く動くことによる身体への負担について
度重なる検証の結果、強すぎる力が歯の移動を阻害しているということがわかってきました。
このことからJETsystemでは、1年以内に治療を終えるために矯正力を弱くしています。
強い力で無理やり移動させるのではなく、患者様ご本人の代謝活動を最大に活かせる負荷をかけるようにしています。
結果、JETsystemは従来の矯正と比べ痛みが減っています。
身体への負担は痛みとして現れますから、痛みが減っているということは身体への負担が減っていると考えられます。
特殊な手術が必要かどうか
顎変形症など、従来から手術が必要だった症例に関しては手術が必要なことはありますが、
JETsystemだからといって行わなければならない手術はありません。
従って、コルチコトミーのような手術を行うことはありません。
ただし、JETsystemにも弱点があることがわかってきました。
JETsystemの弱点
舌のクセがあると矯正の期間が長引く可能性があります。
もしかしたら舌にクセがあるということに馴染みがないかもしれません。
舌のクセがあると、無意識のうちに歯を舌で押してしまいます。
従来の矯正では装置に通したワイヤー、歯の移動に使うコイル(バネ)などの力が強かったため、
治療中には顕在化しにくい問題でした。 (従来方法では治療後に後戻りという形で現れていました。)
ところがJETsystemは従来方法に比べ、1/2~1/5の弱い力で矯正します。
そのため矯正力が舌の力に負けてしまい、治療の進みが遅くなってしまうことがあります。
舌のクセ
舌のクセはMFT(口腔筋機能療法)で治していきます。
MFTとは舌の筋トレと、使い方の訓練のことです。
繰り返し訓練することで歯の動きの邪魔になるクセを取り除いていきます。