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いえさき先生のコラム

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肩こりやストレートネックほか恐ろしい症状に繋がる「スマホ首」になってませんか?

最近、CTを撮ることが、多くなったせいか、患者さんでストレートネックになっている方が多いことに気づきます。

今回は、スマホ首と肩こり、ストレートネックの関係についてお話します。

比較的正常な前突なカーブを持つ頸椎

 

ヒトの頭は、成人で5㎏ほど16ボンドほどと言われています。これは、ボーリング球と同程度の重さで、体の真上にポンと乗っかっていれば、頭の重さは体全体でバランス良く支えられます。しかし、頭を前に傾けると、首や肩に掛かる負担が一気に大きくなります。アメリカでの研究データからも首や肩への負担は5倍になるとも言われています。首の後ろや僧帽筋等に大きな負荷がかかってしまい、肩こりや痛みの原因になります。またストレートネックという問題もあります。頸椎は本来頭が体の真ん中に載るように緩やかなカーブしています。ところが、頭を前に傾ける時間が長居と、頸椎のカーブが失われる「ストレートネック」になりやすくなります。ストレートネックは、頭痛や肩・首のコリを招くだけでなく、他にもいろいろと全身に影響を与えます。将来的には歯のかみ合わせの悪化や誤嚥(食物が気管に入ってしますこと)を起こしやすくなる恐れもあります。スマホ等見る時には、頭を前に傾けるのではなく、頭が体の真上に載る姿勢を保つよう心がけましょう。ストレートネックや肩こりを予防するよう気をつけて下さい。