いえさき先生のコラム
むし歯予防歯科
むし歯予防法としてのフッ素の応用
むし歯に効果のある歯磨きの方法をお伝えします。
いえさき歯科では、歯周病予防には、つまようじ法をメインにしてご指導などをさせていただいていますが、虫歯予防は、別物として考えています。歯垢の除去が、歯の病気の予防には重要ですが、虫歯については、フッ素の使用が効果的です。
成人の場合、つまようじ法などの歯垢除去に効果的な方法でブラッシングした後、フッ素入り歯磨き剤を歯ブラシの毛の3分の2以上に乗せたうえで、ペンを持つくらいの力加減で歯ブラシを握り、すべての歯に塗りつけるように磨いてください。
むし歯予防のためには、このやり方で、1日に2~3回の歯磨きが理想です。
そして、フッ素入りの歯磨き剤を使ったあとは、あまり口をすすがずに、フッ素が歯に定着するようにします。すすぐときの水の量は、片手で救う程度の水(約15ml)で、できれば1回、多くても2回までにしてください。
歯磨き剤のフッ素が口の中に残っていて、万が一それを飲み込んだとしても、健康には問題は生じません。これは次項で紹介するフッ素入りうがい液を誤って少量の飲み込んでしまった場合も同じです。
ただし、1日に5回も6回もフッ素入り歯磨き剤を使っても効果が高まるわけではありません。1日2~3回程度が適切です。
すすいだ後は、できれば2時間くらい飲食は控えてください。フッ素が歯に沈着し、むし歯予防効果が高まります。
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