いえさき先生のコラム
美しいスマイルを決定する三つのライン
審美歯科では、笑顔を正面から見たときにできる三つのラインを重要視しています。
それが、インサイザルライン、ジンジバルライン、リップラインです。
リップラインは、女性ならばすでにおなじみでしょう。上下の唇の内側のラインのことです。(一般には唇の外側のラインを指しますが、歯科では内側)。
残りの耳慣れないラインのうち、インサイザルラインとは、上の歯の先をつなげてできるラインのことで、別名スマイルラインとも呼ばれるように魅力的なスマイルに不可欠です。
このラインが、笑た時の下唇のリップラインとだいたい並行で、調和がとれて弧を描いていると、笑顔が若々しく美しく見えます。逆にこのインサイザルラインが、平坦であったり、下唇のリップラインと反対に弧を描いていると、老けて見えたり、醜くみえてしまいます。
ジンジバルラインとは、歯肉のラインのことで、歯と歯肉の境目のラインです。
ジンジバルラインは左右対称が理想的ですが、必ずしも完全である必要はありません。ただし、上の真ん中の前歯2本は、完全に左右対称であることが必要です。そして、2番目の前歯のジンジバルラインは、1番目の前歯よりもやや下方になり、3番目の前歯(犬歯)では、やや上方に上がったラインが理想的です。
笑った時に、ジンジバルラインが上唇のリップラインから離れすぎて、歯肉が見えすぎてしまう方がいらっしゃいますが、これは審美的とは言えずアメリカではガミースマイルと呼ばれて、歓迎されません。
この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科
電話:06-6624-4500
HP:www.iesaki.net