いえさき先生のコラム
もっと詳しく知ることで、インプラントの不安を解消
インプラントのメリットとデメリットについて、もう少し詳しく説明しましょう。
メリット
①健康な歯を傷めない。
ブリッジのように両隣の歯を削ったり、義歯のようにバネをかけることがないうえ、余分な咬合力の負担をかけないですむ。
②取り外しの煩わしさがない。
インプラントは骨としっかり固定されているため、入れ歯のように取り外しの煩わしさや噛んでいて外れるという事がない。
③痛くない。
入れ歯ならプラスチックが歯肉に食い込んで痛い、歯を削って被せた場合はその歯がしみて痛いなどの苦痛がない。
④違和感がない。
入れ歯のバネが頬や歯に当たる引っかかる、あるいはブリッジのつながった歯の下に汚れが付きやすかったり、物が入って取れない、などの違和感があまりない。
⑤しっかりとよく噛める。
インプラントは骨に結合しているため、ほんとの歯と同じくらいしっかりと噛める(入れ歯と比較すると約20倍)ので、残っている歯に負担をかけず、インプラントが機能することで、ほかの歯の負担を軽減することが出来る。よく噛めることで認知症やうつの予防にも役立ち、しいては全身の健康状態も良くなって寿命が延びる可能性がある。(65歳男性で約6~7年伸びるという報告もある)
⑥再治療のリスクが少ない。
ブリッジや入れ歯では、ブリッジを被せたり入れ歯のバネをかけた歯に虫歯などのトラブルが起こると、また再治療が必要になるが、インプラントはその部分だけの治療ですむ。また、インプラントは、自分の歯ではないので、失うものがない。
⑦見た目や発音が自然。
見た目が不自然な入れ歯のバネやブリッジの金属の銀色が見えないのでとても自然。そのおかげで発音も自然で話すことに違和感を感じない。
⑧笑顔が美しくなる。
自然な美しさと快適さを取り戻すことで口元に自信がもて、屈託ない笑顔が取り戻せる。
デメリット
①外科的な手術をしなければならない。
②顎の骨が著しく吸収してしまった場合、骨移植など複雑な前処置を行った上でないとインプラントが入れられない。
③インプラント手術できないケースがある。
禁忌症として重症の糖尿病、腎臓病、肝臓病、骨粗しょう症によりビスフォスフォネート系の薬を服用している人、ヘビースモーカー、18歳未満の成長期にある人、チタンアレルギーの人などが挙げられる。
④健康保険外の自由診療のため費用が高くなる。
インプラント治療のリスク
①手術中の感染による、インプラントの骨への結合不良および早期脱落
②顎の骨量不足による結合不良
③顎の血管や神経の損傷による出血やマヒ
④インプラントの周囲炎による脱落
①は、設備が整った手術室が完備され、器具を滅菌するなど感染防止対策を確実に行っているクリニックであれば心配ありません。
②は、骨の不足部位に新たに骨を作る再生医療の進歩により解消されつつあります。
③は、歯科医院へのCTの普及により術前にCTレントゲン等で3次元的に診断すればまず問題は起こりません。
④は、天然歯に起こる歯周病と同じように進行します。このためインプラントであれ天然歯であれ、家庭での日々の歯磨きなどのケアや、定期的な歯科医院でのメインテナンスをしっかり行えば大きなリスクにはつながりません。
どうですか?上記に詳しく述べましたが、安心感が出たのではないでしょうか?今後、インプラント治療をお考えになった時の参考にしてください。
この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科
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