歯科Q&A
カテゴリー:
治療について
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Q
今、何を後悔していますか?
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A
先日、10年以上定期的に歯の健診を続けておられるご年配の患者さんから
ある雑誌に掲載されたアンケート記事について教えてもらいました。
定年前後の男女を対象に「今、何を後悔していますか?」と尋ねた内容だったそうです。
健康面の後悔では「身体を鍛えればよかった」
「なんでも相談できる医師を見つけておけばよかった」を抑えて
「歯の定期健診を受ければよかった」が1位ということでした。
その患者さんは「若い時から定期健診に来ていて良かった。同世代の友人は
みんな歯がなくなって困っている」と話してくれました。
男女問わず平均寿命が80歳を越えているこの時代、歯の寿命が先に終えてしまうと
老後が寂しいものになるかもしれません。
定期健診に来て歯の寿命を守りましょう!
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Q
歯科の定期健診ってどんなことするの?
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A
定期健診は、病気やトラブルの早期発見とお口の健康を守るのが目的です。
検査は、「進行中の病気を見つける」「自分では気がついていない異常の早期発見」
予防としては、「虫歯にならないように」「歯周病にならないように」
「歯並びが悪くならないように」「歯を失わないように」などです。
早めに来院してチェックや、メインテナンスをうけることによって
進行をとめたり、未然に防ぐことができます。
痛みがないから大丈夫と思っていたら、虫歯や歯周病が進行している事もあります。
お口の中は自分では見れない、目で見ても分からないところで進行しているケースも
あります。
身体の健康診断と一緒で半年か1年に1回は受けるようにしてほしいと思います。
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Q
口の中の写真はなぜ撮るの?
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A
歯科医院でとるお口の中の写真では治療前と治療後の比較や
歯の成長の記録(歯並びや歯ぐきなどの変化)を見ています。
子供さんの成長記録として乳歯列期から混合歯列期、永久歯列期まで
記録することにより歯並びの変化もよく分かります。
歯周病治療では悪い歯ぐきの色や形の記録を残すことによって
治った時に、どこがどう悪かったのか?歯周病が治った状態と
治療する前の変化がよく分かります。
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Q
X線撮影はなぜ必要なのか?
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A
歯科医院で、パノラマやデンタルといった単語を耳にしたことはありませんか?
これはX線のことです。
パノラマはお口全体の歯や顎の骨の状態が見れるX線写真
デンタルは問題となっている部分の歯をより詳しく見れるX線写真の事です。
X線写真を撮ることにより、直接見ることができない歯の内部や形、骨の状態などを
調べる事ができ、歯や歯の根の形、本数・虫歯の有無・歯石・歯周病の状態
歯を支える骨の状態・詰めてある詰め物の状態などを見ることができます。
歯と歯の間の虫歯や、歯の根元の先の病気、昔詰めた詰め物の中からの再発など
目で見ても分からない口の様子を、X線写真によって見ることができるのです。
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Q
象牙質知覚過敏症(ぞうげしつちかくかびんしょう)とは?
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A
冷たいものや熱いもの、または甘いものを口に含んだり
歯を磨いた時にヒヤッと滲みを感じる事があります。
このような症状を「象牙質知覚過敏症」といいます。
原因は、歯周病(歯ぐきの病気)や加齢で歯ぐきが下がり
歯の根元が露出してしまう事などが考えられますが、原因は多岐にわたるので診断は難しい面があります。
歯の表面には、エナメル質という白く輝く層があります。
エナメル質は、外からの刺激を防ぐ役割をしています。それが歯の根元にはなく、さらに下の層にある歯髄(しずい)と呼ばれる歯のはらわたにある神経が刺激され
キュっと”しみる”ような痛みを招きます。
まず一番には間違った歯磨きが原因で起ることが、多いです。
「一生懸命磨こう!」と思い、力を入れすぎたり歯磨き剤の使い過ぎで
歯が摩耗したりすることもありますので、注意してくださいね。
一度下がってしまった歯ぐきは、残念ながら元には戻りません。
処置としては、薬を塗布したり、プラスチックでカバーして刺激が伝わらないようにします。または、レーザーを使って表面からの刺激を軽減させることもあります。
それ以外の原因も多く、歯磨きの問題だけがすべてではないので、疑われる場合は、歯科医院にご相談ください。
あまり症状がひどくなると、歯の歯髄(神経)を処置して痛みを取り除くこともあるので、早めの対応が大切です。
この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科
HP:www.iesaki.net
電話:0666244500