お知らせ
歯と口の病気と全身の病気
歯を失う原因の第1位が歯周病です。
ギネスブックで「全世界で最も患者が多い病気」と
言われているほどなんです(。>﹏<。)
歯周病の怖さは歯を失うリスクが高いだけではありません。
歯周病と全身の病気の関わりついて少しお話しましょう。
まず、「糖尿病」です。
歯周病になると分泌される炎症物質がインスリンの働きを妨げ
血糖値が上がると言われています。
高血糖による血管のダメージで歯周病が悪化する悪循環になります。
そして、高齢化社会により「認知症」の患者さんも増えています。
歯周病による動脈硬化は、脳血管性認知症の原因となりえるとされています。
また、歯周病とアルツハイマー型認知症の関連も米国の研究で示唆されています。
次に、「心疾患」です。
歯周病による動脈硬化が心臓の血管を詰まらせ、狭心症や心筋梗塞に
つながるとの報告が多くあります。
また、心筋の内膜に歯周病菌が付着し炎症を起こします。
最近よく耳にする「誤嚥性肺炎」ですが、歯周病菌の含まれた唾液が
気道に入ることで誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
飲み込む力が低下した高齢者に起きやすく、日本人の死因では
第3位を占めているほど多い状態です。
次に、「リュウマチ」です。
手足の関節が腫れて痛みやこわばりが生じる関節リュウマチは
歯周病と同様に炎症性サイトカインとの関係性が示唆されており
歯周病を治療するとリウマチの症状が軽くなることもあります。
歯周病はひどくなるまで自覚症状がなく、「沈黙の病気」と表現されるように
気づいた時には、かなり進行していることもあります。
歯周病を予防するためには、初期のサインを見逃さず、早期発見することが大切です!
あなたのお口は大丈夫ですか??
下のセルフチェックをしてみてください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
★朝起きた時に口の中がネバネバする
★歯を磨くと歯ぐきから血が出る
★歯と歯の間に食べ物がはさまる
★歯ぐきの色が赤い、または赤黒い
★歯ぐきが痛んだり、ムズムズする
★歯ぐきを押すと血や膿が出る
★歯がグラつく
★歯ぐきがやせてきた
★冷たいものが歯にしみる
★口臭が気になる
この中の項目が一つでも気になるのなら受診をおすすめします(。>ω<)ノ