いえさき先生のコラム
矯正歯科
T4Kを使った口腔機能療法
目次
- 1 いえさき歯科では、舌癖を直すためにT4Kという装置を使用した、口腔筋機能療法をおこなっています。
- 2
- 3 トレーナーには、いろいろな種類があり、また作っているメーカーも数社ありますので、その患者さんの
- 4 状況に応じて最も適した装置を選択し使用してもらいます。
- 4.0.1 トレーナーの中で最も代表的なトレーナーシステム&マイオブレイスについて説明します。
- 4.0.2 トレーナーシステム&マイオブレイスはマイオファンクショナルリサーチカンパニーによって開発された取り外し式の矯正装置です。近頃、口腔周囲筋(口の周りの顎や唇や舌を動かす筋肉)に注目が集まっています。口呼吸・舌突出・不正な嚥下など筋機能癖は、不正咬合、顔面の発育不全や後戻りの原因となることがわかってきました。
- 4.0.3 この装置はこれらの筋機能癖を改善し顎や歯の成長発育を正常化させて自然で理想的な咬合状態に誘導する装置です。使用は夜間と日中1~2時間のみなので、学校や塾へ通う時には使う必要がありません。食事や歯ブラシの不都合もなく、とても快適な装置です。今までにない画期的な矯正装置です。ただ自分で取り外ししてもらいますので、外しっぱなしでは効果は得られません。患者さんの協力がとても大切になってきます。
- 4.1 トレーナーシステム&マイオブレイスの利点
- 4.2 トレーナーシステム&マイオブレイスとは
いえさき歯科では、舌癖を直すためにT4Kという装置を使用した、口腔筋機能療法をおこなっています。
T4Kとは、 本名TRAINER FOR KIDS といいます。よろしくお願いいたします。
目的
口腔筋の訓練(筋機能効果)をします。 これにより歯と顎の位置の改善を行います。 間違った舌位置や口呼吸、異常な飲み込みや舌の突出しのような筋機能癖を放っておくと、正しい顔の発育、正しい顎の発育、正常な歯列の発達の妨げになってしまうことが多いです。 T4Kは永久歯に萌え変わる交換期(おおよそ6歳~12歳)の子供の成長段階(混合歯列期)に装着し、正しい発育を促す最も効果的な有効な装置で装着することで結果と歯並びがよくなることが多いです。
使用方法
基本的にお家にいる時に使用します。(お昼間、学校に行っている時は使用しません)学校から帰ってから就寝までの間、1時間以上を目安とし、T4Kを装着して筋機能訓練を行います。そして朝まで入れた状態で就寝します。
- 装置を入れて上の唇と下の唇を閉じて合わせた状態をキープする (口輪筋の強化→口ポカンを防ぎます)
- 入れた状態で舌の先はタングタグをなめる。(舌の先のポジションの認識します)
- 入れた状態で、呼吸はお鼻で行う。(口呼吸から鼻呼吸へみちびきます) 歯列矯正用咬合誘導装置装置が簡便である。お家にいるときに使用するので矯正をしていることが気づかれない。不良な習癖を除去できる。
- 取り外せるのでメンテナンスが簡単にできる。
- 安価。
- お子様に負担が少ない。
- 治療の特徴とメリット
- ※就寝中は入れているだけになります。
- こわれても即ぐに新しいものと交換ができる。
欠点
- 装着しないと効果がえられない。
- 子供任せにすると続かない。
- 材質の臭いが気になる場合がある。
適応症例
前歯の乱杭(叢生・ガタガタ)
噛みあわせが深い(過蓋咬合・下前歯見えない)
出っ歯(上顎前突)
指しゃぶり
歯ぎしり
睡眠時無呼吸(いびき)