いえさき先生のコラム
6ヶ月で結果が出る!治療の流れを作りたい!
★3カ月で一定の成果を
私は、3ヶ月で一定の成果を出すように心がけています。私を信頼して通ってきてくだされば、改善されているのがわかるはずです。この時点で満足できないと患者さんが思われたときは、治療を中止します。信頼関係が築けないとよい結果が出ないからです。特に、あちらこちらのドクターショッピングをしてきた方や、山のように知識を詰め込んでいらっしゃる方は、私の言葉を素直に聞いてくださらない傾向があります。こうなると、時間もお金も無駄になりますので、お互いのために治療はやめたほうがいいと考えています。“3ヶ月で軽快、6ヶ月で治療”が私の目標です。この方針で9割程度は結果が出ています。治療は医師と患者の共同作業ですから、患者さんにも自分の責任を果たしてもらわなくてはなりません。私の考える患者さんの責任とは、以下の3つです。
●自分の健康は自分で守る。
●ホームケアを十分に行う。
●必ず定期検査を受ける。
そんなに難しいことはないでしょう?もちろん、医師は医師としての責任を果たさなくてはいけません。私は常に次のようなことを心がけています。
●正しい知識を患者さんに伝える。
●無理な治療行為はしない。
●歯を削るときは元に戻せないと肝に銘じ、慎重に期す。
●治療行為を記録しておく。
●最小の行為で最大の効果を得る治療をする。
●仮の歯や仮の入れ歯で患者さんが満足された時点で治療前治療後を比較して、本物の歯や入れ歯を入れる。
●トラブルが起こったら、患者さんといっしょに考えて最善を尽くす。
さらに、患者さんの希望に添う自信がないときには、お断りする勇気をもつことも大切だと思っています。
患者さんの中には、無理な注文をされる方もいらっしゃいます。言いなりになるのではなく、出来ないときには出来ないとはっきり告げることも必要だと思うのです。初診時には、精密検査やカウンセリングを行い、患者さんの悩みをじっくり伺います。その後治療方針を立て、患者さんが納得されたら治療開始となります。皆さんがいちばん心配されるのは、治療にかかる期間と費用ですね。期間については今述べましたように、おおむね6ヶ月を目安にしていただくといいでしょう。費用は患者さんの症状やどういう補綴物(入れ歯や、歯に被せるクラウンなどの人工物)を入れるかによって異なりますので、カウンセリング時に患者さんが納得いくまでお話するようにしています。