いえさき先生のコラム
歯に自信がないと世界も狭くなる
どんなにその人が良い性格を持ち、周りにもそれなりに認められたとしても、やはり歯の手入れを怠っていたり、無残なほどの歯並び持ち主であったりしたら、残念ながら初対面の第一印象は、あまりいいものではないでしょう。
これは決してオーバーな表現ではなく、実際に欧米などではかなり早くから、「できる人間」は自分の歯にも責任を持つという傾向があります。つまり、歯の色がおかしかったり、歯並びが不正であったりする場合、若いうちからそれを改善する時間を惜しみません。子供を持つ親ならなおさらのこと、自分の子の歯並びはチェックすることを怠りません。「歯並びの悪い人間は育ちが悪い」と思われるのです。
歯並びが悪かったり、歯の色が異常に黄色かったりして、本人がそれを強く意識してしまうと、毎日の生活から積極性が失われてしまいます。一例をあげると、相手に自分の歯を見られたくないために、口を大きくあけることをせず、元気よく話したり笑ったりすることが少なくなります。そうなると、当然、周りの人間との楽しい交流の機会も減ってしまいます。
特に歯並びの悪さは、会話に不便(声が聞きとりにくい)なばかりでなく、さまざまな口腔疾患も招きますので、注意が必要です。