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いえさき先生のコラム

むし歯予防歯科

むし歯予防法(フッ素入り洗口液でうがいをする)

食後にフッ素入り洗口液(うがい液)でうがいをする(フッ素うがい)と、35~50%のむし歯予防効果があることがわかっています。

35~50%のむし歯予防効果とは、フッ素入りうがい液でうがいをしなかったら100人がむし歯になるところで、そのうちの35~50人がむし歯にならずに済んだという意味です。

ちなみに、フッ素入り歯磨き剤のむし歯予防効果が30%ですので、フッ素入りうがい液でうがいをすることは、それよりも効果が高くなります。

私は実際に、フッ素うがいによって50%よりも高いむし歯予防効果が得られます。。

自宅でのフッ素うがいは1日1回で、フッ素の濃度が225~450ppm(0.025~0.045%)ですが、学校では週に1回、歯磨き剤に入っている濃度と同じくらいの900ppmの高濃度のフッ素入りうがい液を使って、うがいをしてもらうことが多いです。

ある2つの小学校を比べて、「フッ素うがいが、どれだけむし歯予防に効果があるか」を調べたのところ、1年生から3年生までに増えたむし歯の平均本数は、フッ素うがいをしなかった小学校では、2.32本であったのに対して、フッ素うがいを行った小画工では0.91本という結果だったとのことです。

これからも、フッ素うがいが、むし歯予防に明らかな効果があることが理解できます。率にして約60%の予防効果があったことになります。

2019年9月から、フッ素入りうがい液は第3類医薬品に変更になり、いまはインターネットでも購入できるようになりました。ただし、ネットで「うがい液 フッ素」をキーワードに検索してもフッ素の入っていないうがい液が検索されることがあるので、必ず有効成分として「フッ化ナトリウム」と記載していることを確認して購入したほうがいいでしょう。

この記事のお問合せ先:阿倍野区西田辺のいえさき歯科

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