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コラム審美歯科

歯の色や形をきれいにできるラミネートベニアを解説

「ホワイトニングでも改善できない歯の黄ばみに悩んでいる」「前歯の形や大きさが気になって口元のコンプレックスになっている」そうした悩みは、歯を大きく削って被せ物を装着するセラミック治療でなければ改善できないと思われがちですが、実は「ラミネートベニア」という選択肢もあります。ここではそんなラミネートベニアの特徴やこの治療法が向いている方、施術に伴うメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

ラミネートベニアとは

ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付けることで、美しい歯並びや色を実現する治療法です。この方法は、主に前歯の審美性を改善するために使用され、審美治療の一種として広く知られています。

治療の手順

ラミネートベニアは、天然の歯のような透明感と光沢を持ち、見た目の自然さが非常に高いことが特徴です。治療の際には、まず患者様の歯の表面をわずかに削り、その上に専用の接着剤でセラミックシェルを固定します。この接着剤は強力で、長期間にわたってしっかりと固定されるため、日常生活での使用に耐えうる耐久性を持っています。
また、ラミネートベニアは歯の色を自由に選べることから、自然な白さや患者様の希望に合わせた色調に調整することが可能です。そのため、着色や変色が気になる方にとっても理想的な選択肢となります。治療期間も比較的短く、一般的には2〜3回の通院で完了します。これにより、忙しい方や時間に余裕がない方でも手軽に美しい笑顔を手に入れることができます。

ラミネートべニアがおすすめなのはどんな人?

ラミネートベニアは、前歯の形や色、すきっ歯、短期間での歯並び改善、理想の白さを実現したい患者様におすすめできる治療法です。

前歯の形や色が気になる方

前歯の形や色が気になる患者様にとって、ラミネートベニアは非常に有効な治療法です。前歯は笑顔の中心となり、他人に与える第一印象にも大きな影響を与えます。歯の形が不均一であったり、色が黄ばんでいたりすると、自信を持って笑うのが難しくなることがあります。ラミネートベニアを用いることで、歯の形や色を自由に調整でき、自然で美しい前歯を手に入れることができます。透明感と光沢を持つセラミックシェルは、まるで本物の歯のように見え、笑顔に自信を取り戻すお手伝いをします。

すきっ歯を改善したい方

すきっ歯は、歯と歯の間に隙間がある状態で、見た目に影響するだけでなく、食べ物が挟まりやすくなるなどの問題も引き起こします。ラミネートベニアを使うことで、このすきっ歯を効率的に改善することが可能です。ラミネートベニアは歯の表面に薄く貼り付けるため、隙間を自然に埋めることができ、歯並びを整える効果があります。特に、前歯の隙間が気になる患者様には、短期間で効果的な治療法としておすすめです。

短期間で歯並びを治したい方

歯列矯正には通常、数か月から数年の時間が必要ですが、ラミネートベニアは短期間で歯並びを改善することができます。歯を少し削り、セラミックシェルを貼り付けるだけの簡単な処置で、見た目の改善を実現します。特に、イベントや特別な日が控えている患者様にとっては、迅速に理想の歯並びを手に入れるための有力な選択肢となります。

理想の歯の白さを実現したい方

理想の歯の白さを追求する患者様にも、ラミネートベニアがおすすめです。セラミック素材は、自然な透明感と美しい白さを持ち、着色や変色に強い特性があります。患者様の希望する白さに合わせて色調を選ぶことができ、長期間にわたってその美しさを保つことができます。コーヒーやワイン、喫煙などで歯が黄ばんでしまった方や、市販のホワイトニングでは満足できない方にとって、理想の白さを実現するための効果的な方法です。

ラミネートベニアのメリットとデメリット

ラミネートベニアは、次のメリットとデメリットを伴います。

ラミネートベニアのメリット

美しい歯・歯並びが短期間で手に入る

ラミネートベニアは、短期間で美しい歯と歯並びを実現することができます。一般的には2〜3回の通院で完了し、自然な透明感と光沢を持つセラミックシェルを用いるため、まるで本物の歯のような見た目が得られます。

気になる部分だけ治せる

ラミネートベニアは、特定の歯や部分的な問題に対して施術できるため、患者様の気になる部分だけを効果的に治療することが可能です。前歯の形や色、すきっ歯など、個々の悩みに合わせた柔軟な対応が可能です。

材料が劣化しにくく寿命が長い

使用されるセラミックは非常に耐久性が高く、変色や劣化が少ないため、長期間にわたって美しさを維持できます。適切なケアを行うことで、10年以上の寿命も期待できます。

ラミネートベニアのデメリット

保険が適用されない

ラミネートベニアは審美目的の治療であるため、保険が適用されません。そのため、費用は全額自己負担となり、比較的高額になることが多いです。

歯を少し削る必要がある

ラミネートベニアを装着するためには、歯の表面をわずかに削る必要があります。これは歯の健康に影響を与える可能性があり、慎重な検討が必要です。

かみ合わせは改善できない

ラミネートベニアは主に見た目の改善を目的とした治療法であり、かみ合わせの問題を解決することはできません。かみ合わせの改善を希望する場合は、他の治療法を検討する必要があります。

まとめ

今回は、歯の色や形、大きさなどを手軽に整えられるラミネートベニアについて解説しました。ラミネートベニアは、歯の表面のエナメル質を一層削って、セラミックシェルを貼り付ける治療法で、歯の色や形、大きさなどをきれいに整えることができます。保険が適用されない、かみ合わせは改善できない、といったデメリットは伴いますが、歯を大きく削るセラミック治療と比較すると、患者様の心身および歯にかかる負担は軽いといえます。