大阪市阿倍野区西田辺にある歯科 審美治療・矯正治療なら いえさき歯科へ

歯科Q&A

カテゴリー:

歯周病

Q
歯周病の定期治療のタイミングに幅があるのはなぜ?
A

歯周病の治療で、「メインテナンス」「SPT」といった言葉を

耳にされたことありませんか??

いずれも歯周病の再発・進行を防ぎ、良好な状態を維持するために

行う定期治療(定期健診)のことです。

「メインテナンス」は治療終了(治癒)後、3ヶ月~6ヶ月ごとに

行います。中~重度の歯周病の患者さんは症状が安定した後

期間を1~2ヶ月に短くした定期治療を続けた上で、治癒の判断をします。

このような定期治療を「SPT」といいます。

歯周病はプラークが歯と歯ぐきの境目に付着し続けることで引き起こされる

病気です。毎日のブラッシングでは除去しきれなかったプラークを

専門的な清掃で取り除くことが再発防止には大切です。

 

 

Q
今、何を後悔していますか?
A

先日、10年以上定期的に歯の健診を続けておられるご年配の患者さんから

ある雑誌に掲載されたアンケート記事について教えてもらいました。

定年前後の男女を対象に「今、何を後悔していますか?」と尋ねた内容だったそうです。

健康面の後悔では「身体を鍛えればよかった」

「なんでも相談できる医師を見つけておけばよかった」を抑えて

「歯の定期健診を受ければよかった」が1位ということでした。

その患者さんは「若い時から定期健診に来ていて良かった。同世代の友人は

みんな歯がなくなって困っている」と話してくれました。

男女問わず平均寿命が80歳を越えているこの時代、歯の寿命が先に終えてしまうと

老後が寂しいものになるかもしれません。

定期健診に来て歯の寿命を守りましょう!

 

Q
私の歯周病はよくなるの?
A

歯周病は症状にあった適切な処置により

改善していきますが、あまり状態が悪いと

歯を抜かなければならなかったり、元の状態には

戻らないほど酷くなってしまっている場合があるので

気になる所があるのなら、早めの受診をお勧めしています。

一度歯周病になると「治る」事はありませんが「悪い状態を

改善し、安定させる」事はできます。

「歯もほとんど残ってないし、歯医者さんに行ってもしょうがない」とか

「入れ歯になった方が手入れも楽でいいでしょ」なんて思わないで下さい。

一本でも多く歯を残せるように、いつまでも美味しい食事ができるように

私達にお手伝いさせて下さい。

手遅れだと思わないで一度歯科医院にお越しください(*^_^*)

 

 

Q
歯周病を進行させないためにはどうするの?
A

歯周病は気づかないうちに進行してしまう病気です。

「定期的な検査」「毎日のセルフケア」「歯科医院で受けるプロフェッショナルケア」

この3つが重要になります。

☆歯ぐきや歯を支える骨の状態を調べます

歯ぐきの周辺をさまざまな角度からチェックして

病気の発見、病気になりそうな部分を見つけます。

●歯周ポケットの検査

歯と歯ぐきの周りを確認することで、歯肉の炎症や

歯石がついている部分、病気の進行度をみます。

●X線写真

歯と歯ぐきの周りを確認する事で、歯肉の炎症や

歯石がついている部分、病気の進行度をみます。

結果は記録して、変化を確認します。

☆プラークのつきやすい部分やブラッシングの苦手な所を確認します

歯周病の主な原因であるプラークが、つきにくく除去しやすい

環境をつくる事が大切です。

●プラークがつきやすくなる要因

歯石がついている

歯列不正

不適合な詰め物

食片圧入

歯の根元に近い所のむし歯

などです。

●ブラッシングが難しい部分

奥歯の奥

歯と歯の間

歯と歯ぐきの境目

歯列不正

咬合面(咬みあわせの部分)

などです。

毎日のセルフケアでは難しい部分は、歯科医院でのプロフェッショナルケアで

フォローします。

歯科衛生士が、磨きにくい部分をキレイにして

歯石や着色などをキレイにしてくれます。

専門の器具や歯ブラシ、フロスなどを使ってプラークがつきにくい

環境を整えることでいつまでも健康で美しい歯でいる事ができるのです。

 

 

Q
歯周病ってどのように進行するの?
A

歯周病の初期段階の”歯肉炎”は子供を含むほとんどの

年代の人に見られます。

歯肉炎をそのまま放っておくと”歯周炎”に進行します。

”歯周炎”は歯ぐきの状態が悪化し、歯を支える骨も破壊されるため

歯がぐらぐらと動くようになり、最終的には抜けてしまいます。

歯肉炎~軽度の歯周炎の歯ぐきの状態は、歯と歯ぐきの間に

プラークが溜まっていて、歯ぐきが腫れ出血しやすくなっています。

まだまだ歯を支える骨には影響がない状態です。

中等度歯周炎の状態は、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間が大きくなる)が

形成され歯石が深部まで付着してしまい、歯を支える骨を半分くらい

失ってしまいます。

重度歯周炎の状態は、歯を支える骨がさらになくなり

歯がグラグラと揺れて、このまま放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

歯ぐきが下がる、膿がでるなどの症状も見られます。

歯周病は放っておくと歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。

放っておかず、もしかしてと思ったら歯医者さんに行って下さいね!