世界と日本の意識の違い

2019.06.19 お知らせ

仕事や生活の中で欧米の方と接する機会が多い人から共通してよくお聴きするのが、「日本人は歯が悪くて汚い」ということ。留学中や海外赴任中に外国人から指摘されたりすることで初めて意識する人もいるようです。安倍総理とトランプ大統領の笑顔の違いからも解りますよね。

歯並びがガタガタ、歯が黄バンでいる、金属がギラギラしている……。これらが平気なのも日本人に多くみられます。欧米人だけでなく、同じアジアの人々も欧米への憧れなのか、近隣諸国よりも日本人の方が歯が汚く歯に対する意識が低い。

これはどうしてなのでしょうか?

まずは歯列矯正に対しての意識の違いについて

欧米では輝く白い歯がレベルの高い人の条件として捉えられているので、子供の頃に矯正治療が必要であればほとんどの人が行うことになります。欧米では矯正しなければならないレベルの乱杭歯であっても日本人はそれほど気にならないことが多く。普通の歯ブラシによる歯磨き以外にデンタルフロスを使ったり、歯周病や虫歯予防のための歯石除去やクリーニングに1度も歯科医院に行ったことがない大人がいたりすることは、欧米人からはとても信じられないことにようです。そういったことが原因で「先進国の中最低の口腔意識」と揶揄されているのでしょう。

問題点は多くあると思いますが、ここで注目してみたい点が2つあります。
1つは日本の国民健康保険制度。もう1つは日本という国のバックグラウンドです。

健康保険制度

日本は生まれたときから亡くなる時まで、何らかの政府管掌の医療保険に加入することになっており、それを国民皆保険制度と言います。医療費はそれぞれの病院が決めるのではなく、厚生労働省が診療報酬という名称の医療費を全国一律に定めています。その結果全国どこの病院や医院で診察を受けても、検査や治療は同額になります。歯科も医科と同様で健康保険制度の適応を受けており、患者は一定の負担金だけを窓口で支払い、残りは国や企業などが運営している保険団体から拠出し負担してくれます。

欧米ではこのような制度のない国も多く、その場合、自分で民間の保険に加入するか実費で支払うしかありません。アメリカに代表されるようにそういった国では、自己負担がとても大きく、虫歯や歯周病にならないようにするために、毎日努力し自己管理を行っているのです。歯磨きや口腔ケアに熱心になることで出費を控えることが出来るためです。

日本の健康保険制度は、基本的な医療を国民が少ない負担でいつでも何処にいてもある程度質の高い均質な医療が受けられるようにサポートしているという点では素晴らしいですが、チェックや予防部分をあまりカバーしておらず、病気になり症状が出てからの治療が中心であることや、負担金が多くないために自己管理する意識が少ないことは否めません。

虫歯は予防できるものです。フロスや歯間ブラシで細かい部分の清掃をしっかりと行い、自己管理できない部分を定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアしてもらえば、問題も早期に発見し簡単な治療で済むことも可能です。少しの努力をすれば健康な歯と歯茎を保つことができるはずなのですが・・・。

日本という国のバックグラウンド

日本は海洋国家であり島国です。海外に行く際は、船か飛行機で無ければ行くことが出来ません。歴史的には鎖国をしていた時期もあるような国でもありますし、国民は、均質な習慣や考え方を持つ「誰もが隣近所の知っている人」なのです。なので、国土も広く、隣国との行き来が多い多民族国家のように、「初対面で自分を好印象に見せるためのスーパースマイル」はある意味不要だったのです。

美しい歯は、好印象をもたらします

きれいな歯並び、輝く白い歯、口角の上がった最高のスマイルで第一印象を良く見せるためのテクニック。日本人でこれをどれほど意識している人がいるでしょうか……。

顔を合わせた相手がニコッとほほえんだ瞬間、口元から白く美しい歯がのぞくと、とても魅力的に見え印象がアップするものです。逆に、口元からのぞく歯が変色していたり、ガタガタの歯並びだったりすると、印象が悪く見えてしまうことも。素敵なほほえみを演出する歯の美しさは、人と上手くコミュニケーションをとる上でとても重要になります。白い歯に変えたり、軽度であっても歯並びの乱れを整えたりすることで随分印象が変わるものです。。魅力的なほほえみを演出することができ、相手に好印象を与えます。特に、見た目の印象が大きな影響を及ぼす就職や仕事、恋愛・結婚などにおいては、美しい歯であることがよりよい結果をもたらすことに繋がります。

歯並びの乱れや歯の変色が気になり、「口を開けて笑うことをためらってしまう」「口元を手でおおって隠してしまう」という方がいます。また、口元を気にするあまり消極的な性格になってしまったり、周囲に暗い印象を与えてしまったりすることもあります。

歯の色や形を美しく整えることで、歯の見た目に対するコンプレックスが解消され、精神的な不安を取り除くことができます。また、コンプレックスが解消されることで、明るく前向きな気持ちになり、さまざまなことにチャレンジでき、内面にもプラスの影響を及ぼします。

歯がガタガタに並んでいたり、歯が欠けていたりすると、しっかり噛むことができません。しっかり噛むことができなければ、食べものを細かく噛み砕くことができず、消化器官にも負担をかけてしまいます。また、噛み合わせが悪いと左右のアンバランスがあるとよく噛めず、顎の一部分や歯に負担がかかって、顎の骨や姿勢に問題が生じてしまう場合もあるのです。

歯並びや噛み合わせを整えることで、上記のような問題を解消することができます。またしいては、口の健康だけでなく全身の健康にもつながります。

80歳の残存歯数

見た目についても国によって大きな差が出ていますが、そうした意識が健康的な側面にも影響しているようです。

スウェーデン残存歯19本

アメリカ残存歯18本

日本残存歯15本

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