顎に大きな問題を起こすこどもの反対咬合

2019.07.01 お知らせ

成長期に上の歯列より下の歯が2本以上前に出ている場合は、下顎の過剰な発育や上顎の成長不全、成長停止につながります。放置していると問題が生じてきます。

たとえばそのまま放置して大人になると「顎変形症」などになる可能性が大きく、成長・発育が終わり、成人後に治療をしようとしても、顎の骨の変形については矯正だけでは治らないため、顎の手術を行うことが必要になります。全身麻酔舌で骨を切り、その上同時に矯正治療によって咬合のバランスをとらなければならなくなります。

このように将来、顎の大きな問題に発展するような不正咬合としては、四~六歳くらいでの前歯の反対咬合と、左右どちらかの奥歯のすれ違った咬合があげられます。

前歯の反対咬合は、そのままにしておくとまず、上の顎の成長が進まず、鼻の下のところちょうど顔面の中央部付近がが落ち込んだ(くぼんだ)形いわゆる三日月型の顔貌になり年齢とともに目立ってきます。

そうすると下の顎ばかりが前に大きく目立つようになってきますし、その後、歯止めのなくなった下の顎が過剰な成長をしてしまいます。

一方、左右どちらかの奥歯の交叉咬合は、少し立つと上と下の歯列の真ん中の線(正中線)が狂ってずれが起こってきます。

こうなると奥歯がぐいち咬んでいるほうの下の顎が過剰に発育するため、顎もそちらの方向に曲がって形が変わってしまい、「骨の左右ゆがんだ顔」、すなわち、顎変形症になってしまいます。

これら大きな顎の問題に発展する不正咬合については、自然に治るものは少ないので、予兆を発見したら早期にとにかく治療を開始して顎の正常な成長発育ができるようにしてあげましょう。

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