大阪市阿倍野区西田辺にある歯科 審美治療・矯正治療なら いえさき歯科へ

お知らせ

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不正咬合は舌の筋肉を鍛える行為で防げる。

こどもの正常な舌の発達をさせるためには何が必要なのでしょうか。

それは、舌の筋肉を作る助けになるような行為を積極的にやらせることです。

乳児期はゴムのかたいおしゃぶり(ヌーク社製を推奨)を吸わせ、指しゃぶりを積極的にやらせることが大切と言われています。

おしゃぶりや指吸に否定的な意見もよく聞きますが、哺乳びんの乳首もかたいものが好ましいといえます。

吸うという行為で舌の先のほうの筋肉が作られます。また吸うことによって出た唾液を飲むという行為を繰り返すことで、今度は舌の根元の筋肉を作っていくのです。

そして、幼児期から学童期にかけてやそれ以降はガムを嚙ませることで舌の筋肉は、作られていくわけです。

これからも「指しゃぶりをやらせよう」「ガムを嚙ませよう」などと患者さんの指導を通して進めて行こうと考えてます。

こうして舌の筋肉を鍛えることにより正しい嚙み合わせが育まれ正しく顎が発育するわけです。

正しく顎の発育が得られた場合、特殊なケースを除いて、永久歯列になったとき、またはなるときに永久歯を抜いて矯正することはことはありえないはずなのです。

しかし現状は、日本人の顎に歯が並びきれなくなったり、歯や顎のトラブルが多くなってきていると言われいます。

日本の育児のおいてこれらのことが置き去りされていることがとても残念でなりません。

理想的な歯並びを得るためのまず第一条件は、生まれたときからの不正咬合に対する予防を行うことです。

つぎに、こうした初期の対策がなされず、歯並びや噛み合わせが正しくできなかった場合には、とにかく早い時期に歯並びや嚙み合わせの異常に気づくということです。

生まれてから四歳くらいまでは親が、四歳をすぎたら医師が不正咬合のチェックを行い、異常に気付いた時点で予防は行われるべきです。

小学生の入学の検診や定期的な学校歯科健診の時に、歯並びのチェックも行われ、当院にも健診結果をもった子どもさんが来院されますが、

早期の段階では、治療にすぐに入っていけるわけではないので、4か月に1回程度の定期的な来院をおすすめしていますが、4か月ごとに来院されていることは少なく、

1年に1回程度になってしまっていることが多いです。

小学生の虫歯は、明らかに減少し、12歳児の虫歯は、大阪市内では0.9本以下になっています。

それに代わって、歯列不正のある子どもは、明らかに増えているのが現状です。歯列不正は、早期に発見して早期に予防的に対処することで、予防することも可能ですので、

お子さんの歯列不正に気付いたり、歯並びの異常を感じたら、悩まず歯科医院にご相談になってください。