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いえさき先生のコラム

矯正歯科

インダイレクトボンディング法

インダイレクトボンデング法とは

矯正治療では、歯並びをきれいにととのえるためにワイヤーを用いて歯を動かすことをご存知ですね。ワイヤーの力を歯に伝える装置をブラケットといい、ワイヤーをカーテンレールに例えるとフックのついたランナーがブラケットに当たります。ワイヤーの上をスルスルとブラケットのついた歯が移動しきれいに並んでいくわけです。このブラケットをどれだけ歯の正確な位置に装着できるかによって矯正治療終了時の歯並びの仕上がりが決まります。
従来の方法では、ブラケットをお口の中で直接歯に接着剤を用いて目測で着けることがほとんどでした。
患者さんの歯型から模型を作り模型上で治療後の治療完了後の歯並びを再現した状態でベストの位置にブラケットを位置づけその位置に口腔内に写し取るランスファートレーというプラスチック製の型枠をつくり、その型枠を口腔内に戻してブラケットを接着する方法をインダイレクトボンディング(IDBS)と呼んでいます。インダイレクトボンディング法は技工操作を必要とする為、装置装着までに数日、要しますが、一度に複数
のブラケットが装着出来るため装置装着時間は非常に短くでき、患者様への負担を軽減できます。

脇田図3 脇田図4 脇田図1 脇田図2

 

インダイレクトボンディング法のメリット

①模型上でおこなったブラケット位置が正確で質の高い仕上がりが期待できる。

ブラケットを装着するときに、歯の重なりやがたつきがある場合に、装着位置が多少ずれることがあります。インダイレクトボンディングの場合は模型上で正確に位置づけしてから口腔内に戻すトランスファートレーを用いて歯に装着するため、位置がずれることはありません。

②チェアータイムが短縮できる。

あらかじめブラケットを取り付けたトレーを用いるため、一度に複数のブラケットを装着することが出来患者さんのブラケット装着時間が短縮できます。そのため患者さんに長い時間大きく口を開けていただく必要がありません。

③ブラケットが外れにくい

ワイヤー矯正の治療中にブラケットが取れてしまうことがあります。その時ごとに再装着のために患者さんに来院していただく必要があります。ダイレクトボンディングの場合はブラケットが外れにくく、脱離率がかなり低くなります   。