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いえさき先生のコラム

かみ合わせ口腔機能小児矯正矯正歯科

顎の発育が悪いために予測される不正咬合

顎の発育が悪く、特に上顎が小さいと28本の永久歯が上手く並びません。

顎の大きさと歯の大きさのアンバランスで、「歯」そのものが「顎に生えきれない」、あるいは「顎にきれいに並びきれない」ことで不正咬合をつくる可能性が高いことはおわかりいただけたと思います。

さらにもう少し詳しく説明しましょう、歯が乳歯から永久歯に生え変わるとき、通常、6歳前後で上下の前歯から生え変わります。その時点で乳歯より永久歯は大きいのがあたりまえです。基本となる顎のスペースが小さすぎたり、歯列の幅が小さいと、最初に生える永久歯前歯2本がそれなりの場所を占めてしまうので、あとから生えてくる永久歯のためのすき間がすでに埋まってしまい、永久歯は前に生えた歯の内側か外側に生えるしかありません。しかもまっすぐに生えようとすれば下の歯とぶつかりますし、前の歯の根もしっかりあるので、舌や頬に向かって斜めに生えるしかありません。当然、歯並びはガタガタ、隣同士の歯が重なり合ったり、先がとがっている犬歯が歯列から外側、つまり唇の方向に飛び出す八重歯になったり、前歯が飛び出すいわゆる出っ歯になります。こうした場合は、できれば永久歯を抜かないできれいな歯並びにしたいものです。そのためには早くから歯並びや嚙み合わせをチェックして、異常が見受けられたり、異常が予測されるようであれば早期(前歯が生え代わる時期)くらいら治療を開始するほうよいでしょう。この時期にであれば、ブラケットや針金を使わずマウスピースの様な比較的簡単で痛くない、子供さんにも負担の少ない方法で治療が始められる可能性が高いと考えられます。お子さんの歯列の異常を感じたら迷わず歯科に相談されることをお勧めします。

 

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