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いえさき先生のコラム

全身疾患歯周病

歯周病の大敵は、メタボです!

歯周病の大敵は、何といってもいわゆるメタボ(メタボリックシンドローム)です。

メタボを改善する食生活を紹介する前に、歯周病がどのように進行するかについてもう一度、復習しておきましょう。

歯周病が進行するときには、歯ぐきの中に大量の活性酸素が発生します。活性酸素は、体の免疫をになう白血球が歯周病菌や毒素を減らすためにだしている物質です。

しかし、歯周病が進むと、歯ぐきの中に過剰な活性酸素ができてしまい、残った活性酸素が、歯ぐきの炎症をうながし、骨を溶かす破骨細胞の働きを強めて、歯を支える歯槽骨が溶かされてしまいます。

ビタミンCなどの抗酸化物質は、この過剰にできた活性酸素を処理することで、歯周病が進行するのを防いでくれます。

ビタミンCは、レモンなどの柑橘類のほか、カキやイチゴ、赤ピーマンやブロッコリー、ジャガイモなどに多く含まれています。

また、カルシウムやマグネシウムといったミネラルを摂ることも、歯周病予防につながります。

カルシウム、マグネシウムは菌を支える歯槽骨の構成成分であり、不足すると、歯ぐきの血流を悪化させ、炎症を起こし、歯周病を発症・悪化させます。

カルシウムは小魚や牛乳、乳製品のほか、ひじきや木綿豆腐、小松菜に多く含まれ、マグネシウムは海苔やワカメ、しらす、納豆、切り干し大根などに多く含まれています。

基本的に、食物繊維を多く含む食品、大きめに切った野菜、魚介類など、噛み応えのある食べ物を多く食べるようにしましょう。噛む回数が増えることで、歯ぐきが刺激されるうえ、ビタミンやミネラルも摂れるので、歯周病予防になります。

また、メタボ予防のためには、カロリーの過剰摂取がないかを見直し、もし摂りすぎの懸念があれば、日ごろの食生活を改善することが必要です。そのポイントを挙げておきましょう。

食事は、主食(ごはん、パン、めん類)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品)、副菜(野菜)で構成されます。これらのうち、一回の食事で主食や主菜を2つ以上摂ると、食べすぎにつながります。

また、菓子類は、見た目以上に高カロリーです。甘いもの・しょっぱいもの・洋菓子・和菓子に関係なく、食べる頻度を見直しましょう。

果物には果糖が多いので、摂りすぎは体重を増加させます。一日の摂取量の目安は、片手の手に平に乗る程度。バナナは1本、りんごなら1個程度が適量です。

酒類は、つまみと一緒に取ることが多いので、お酒のカロリーと合わさって摂取エネルギーも増加しがちです。また、飲みすぎると、寝る前の歯磨きを忘れやすいので、歯のためにも適量を目安に飲みましょう。

一日の適量は純アルコール量で20g未満。缶ビールでいえば500ml缶で1本、日本酒なら1合、焼酎(25度)ならグラス半分、ワインならグラス2杯弱程度です。

牛乳・乳製品はカルシウムが多く毎日摂りたい食品ですが、脂肪が多いため、摂りすぎると太る原因になります。一日の適量は牛乳・ヨーグルトを合わせて200gです。

野菜料理を多くそろ揃えることは、見た目のボリューム感が出て、食べすぎを防ぐいい方法です。

食事内容や量に加えて、食習慣を整えるのも、肥満や糖尿病の予防、改善に重要です。

一日3食のうちのどれかを抜く欠食は、食事と食事の間隔が空くため、空腹が強くなり、まとめ食いをしやすくなるなど、1回の食事量が増加しがちです。

早食いよりも食べすぎの原因となります。一口30回以上を目安に、よく噛むことで脳の満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぎます。

夕食後から寝るまでの間は、水分を取ること以外の飲食は控えましょう。エネルギーの摂りすぎになり、内臓脂肪が増える原因となります。

メタボ予防はそのまま歯周病予防につながります。メリハリをつけた食生活を心がけることが大切です。