いえさき先生のコラム
フェイスラインを整えるセルフトレーニング
整ったフェイスラインって憧れですよね。女優やモデルでも整ったフェイスラインは、美人の象徴ですね。
今回はセルフで美しいフェイスラインを手にいれる方法をお教えします。
まずは、フェイスラインが、崩れる原因は何でしょうか?
以下のような崩れる原因があります。
①肥満で肉がついた。
②皮膚の張りがなくなってきた。
③舌・舌骨の位置が下がっている。
④頚部筋や表情筋などの筋肉がたるんでいる。
③④については、セルフトレーニングで鍛えることで解消できます。いえさき歯科では、舌と唇のセルフトレーニングをお勧めしています。
その方法を具体的にお話ししましょう。
【舌・舌骨の位置が下がっている】
首の形(ネックライン)に最も大きな影響があるのが舌骨(下の写真)の位置です。私が歯科治療で必ず診るのが正常な鼻呼吸、舌の位置です。 〈舌骨と鼻呼吸〉
舌は根元で舌骨とつながっており舌骨からオトガイ方向へも筋肉が走行しています。この舌骨の位置が下がっているとあごのラインが不明瞭になってきます。 そこで舌骨を上に引き上げるトレーニングをすることでアゴのラインをスッキリさせることが出来ます。舌の正常な位置は矯正治療でも鼻呼吸の確立とともにフェイスラインの改善に必要な前提条件です。 舌骨が下に下がっている方は舌骨を持ち上げるだけの筋肉が弱ってしまっているため舌を上顎の天井にくっつけることさえ難しいと感じます。
〈舌筋トレーニング〉
そこで舌は筋肉の塊りですからトレーニングで鍛えると効果があります。
トレーニング法はまず舌の先端をスポットと呼ばれる上の歯と歯茎の境目に当てながら舌全体を顎の天井に密着させるようにします。
普段は口を閉じて舌を正常な位置を保ち鼻呼吸をして過ごしましょう。
最初は周囲の筋肉が弱っているためつらいと感じますが、慣れてきたらタブレットガムを噛んでやわらかくし、天井に押し付けるガムトレーニングで負荷を強化しましょう。
ガムトレーニングについての具体的な説明は、こちらをクリック。
【頚部筋や表情筋がたるんでいる】
普段使われない筋肉や加齢とともに筋が衰えてくるため、たるみは皮膚の下の筋層が大きく関係しています。
〈舌骨上筋の衰え〉
舌骨からオトガイにかけて走る筋肉を舌骨上筋といいます。この筋肉は口を開ける時や舌の運動などで働き“のど”の位置にある深層筋です。 あごが痛くならない程度に開口するトレーニングで鍛えられますが先ほど述べたガムを使用して舌を天井に密着させるトレーニングでもよく鍛えられますので一石二鳥です。
〈表情筋の衰え〉
アゴのたるみにかかわりの深い表情筋として広頸筋があります。この表情筋はオトガイのあたりからのどの辺りに顔の浅い層に広く薄く分布しています。 表情筋の特徴は筋肉の端が骨についていないことですので、図のように広頸筋をトレーニングする際には一端を固定する必要があります。 まず首に手を置き口を「イー」の口をします。そのままゆっくりと頭を前後左右に回転させ広頸筋トレーニングを行っていきます。
舌骨上筋群と表情筋のトレーニング法としてはみらいクリニック院長考案のあいうべ体操をお勧めしています。
あいうべ体操について詳しくは、こちらをクリック。
【まとめ】
- アゴのたるみは舌・舌骨の位置、頸部・表情筋の衰えに深い関係がある。
- 舌の位置を正常にすることで舌骨が上に持ち上がりネックラインもスッキリする。
- 表情筋をトレーニングする際には筋の一端を押さえながらトレーニングする。
- ガムトレーニングとあいうべ体操がおススメです。