歯科Q&A
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Q
インビザラインの場合、歯が動く時に痛みはありますか?
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A
インビザラインの場合、素材がプラスチックで動かす量も1回0.25mmでワイヤーに比べかなり弱い力しかかからないため、痛みは少なくなっています。最初の3日間は、違和感は強いと思われますが、個人差や性差があるので、一概のどうとお伝えしにくいところですが、女性は一般に痛みに強く女性はあまり心配されることないか思います。
逆に、インビザラインを始めた女性の患者さんに「こんなに痛くないのに本当に効果があるのですか?」というお言葉も良く耳にします。いえさき歯科でも120人以上の患者さんの中で痛いと表現されたのは、たった2名だけでした。治療中の痛みは、ほぼないと考えていただいても良いと思われます。
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Q
成人になってからでも矯正治療はできますか。
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A
患者さんの条件にもよりますが、歯を支える組織がしっかりしていれば、何歳になっても矯正できます。いえさき歯科での矯正治療の最高齢は73歳の女性です。
歯は何歳になっても動きます。大人でも若い人は、当然治療できますし、歯並びや噛み合わせが悪くて、矯正しなくてはならない場合も多いのです。最近では中高年でも矯正をする人がどんどんふえてきています。実際、いえさき歯科でも、長年矯正したいと思っていたが、機会に恵まれずに今になった今回ぜひ矯正したいと言って来られる三十代、四十代の女性も、たくさんおられます。こういった方々は、メインは歯並びを綺麗に整えたいと言う希望ですが、直感として体に不調があるのは、歯並びが悪いせいではないかと、考えている人が多いのが特徴です。この方たちに限らず、成人で矯正を始めたいと考える患者さんは、口腔と健康の関係を体験的によく理解しているので治療に対して協力的な方が多く、治療効果もペースアップします。大人の矯正の場合は、年齢若いことよりも、歯を支える組織(歯茎や歯槽骨)がどれだけしっかりしているか、根が骨に植わっている歯がどのくらいあるのかなどが問題になります。逆に年齢が若くても、歯周病で歯がグラグラしている人、虫歯のリスクが高い人などは矯正はむずかしいといえます。また、口の中に人工的な修復物(ブリッジやかぶせ物)がある場合は、今までのものは不正な咬合のときに合わせて入れたものですから、歯を正しい位置へ動かした後、新しい歯並びに合う修復物を入れ替えなければなりません。大人の矯正の最後の仕上げは、保定装置という仕上げの矯正器具を一定期間つけたり、冠やブリッジを正しい位置に入れて、正しい噛み合わせを作って、完了となります。
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Q
矯正治療はどんな場合にするの?
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A
矯正治療が必要なのは、まず歯並びや咬み合わせのよくない人です。
①叢生(そうせい):乱ぐい歯、八重歯など、歯が重なってならんでいたり、一部の歯が歯列の外に飛び出している状態。
②上顎前突(じょうがくぜんとう):出っ歯、上のアゴや前歯が前に出ていて唇が閉じにくい状態
③反対咬合:うけ口、下のアゴや前歯が上の前歯より前に出ている状態。
④開咬:奥歯でかんでも前歯がかみ合わない状態。
⑤過蓋咬合(かがいこうごう):下の前歯が上の前歯に隠れてしまうほどかみ合わせが深い状態。
⑥空隙歯列(くうげきしれつ):すきっ歯、歯と歯の間にすきまがある状態。
⑦顎変形症(がくへんけいしょう):手術が必要とされるほど上下のアゴが極端にズレていたり、変形している状態。
⑧先天異常による不正咬合:唇顎口蓋裂など。
⑨その他 かみ合わせが不安定なもの・顎関節症に関連するもの
などと歯科医師会はじめいろいろなサイトで紹介されています。
しかし、それだけではありません。
一見歯並びや咬み合わせに異常がないように見受けられても、
隠れ歯列不正や隠れ咬み合わせ不良の方も存在します。
舌の筋力のない人で、そのためにいろいろな不定愁訴を持つ場合などがそれにあたります。治療しないと健康的な日常生活が送れなくなることもあります。
人間だけでなく動物の多くは、食物を「嚙む」ことで生命を維持しています。したがってよく嚙める口を持つ人は健康です。長生きするのは良く嚙める人ですし、歯のなくなったライオンは、生きていられない事実でもこのことは証明されています。
食物がまだ食べられない赤ちゃんはお母さんのおっぱいを飲みます。実はこれも単に栄養をとるという意味だけではありません。舌を巧みに使って、乳首を舌で包み込み、そして乳首をしごくことで、おっぱいを吸うというたいへん複雑な運動をし、酸素を体にとり込むためにも舌の筋肉を鍛えているのです。
人間は生まれたときから母乳を吸いつづけます、それをまた飲み続ける行為を行い、歯が生えると同時に嚙むようになります。、そして分泌された唾液を飲むことを覚え、飲みつづけるの行為に移行していきます。これによって生まれてすぐは舌の先のほうの筋肉を作り、成長に従って徐々に舌の奥(舌根部)の筋肉を作っているのです。
ここで、見逃してはならないのが、「唾液」です。ご存じのように、唾液には消化酵素が含まれています。若返りのホルモンといわれるパロチンという物質も含まれています。唾液は健康のための調味料と言われています。これらを含む唾液を必要なだけ出すためには、「きちんとした嚙み合わせを持つ歯」と「しっかりした顎」と「筋肉のある舌」の三本柱が必要なのです。この三本柱のどれか一つにでも異常があったら、必要な量の唾液の分泌は望めません。
また、唾液を飲み込むときは、自然の、「飲む運動」の前後に小さく呼吸の動作が伴って、酸素のとり込みも行われています。飲む運動は、実は体の運動不足も補っているのです。つまり、矯正治療は、食物を嚙み、酸素をとり込む(摂食と嚥下と呼吸)という生命維持の手段そのものを矯正することにほんとうの目的があるのです。
ストレス社会である現代にはいろいろな不定愁訴がありますが、ストレスと胃はたいへん密接な関係にあります。たとえ胃が痛むようなストレスにさらされても、健康の調味料=唾液が十分に出ていれば乗り越えることができるでしょう。
「歯」「顎」「舌」は、専門用語では口腔と言いますが、口腔は消化器の一部です。胃が悪ければ胃薬を飲むのに、どうして口腔の治療はすぐにしようとしないのでしょうか。
さらに呼吸への影響から、体が酸素不足に陥っている場合もあります。もっと口腔を見直し、大切にしましょう。口は内臓の入り口であり、人間関係の窓口でもありますので口をいつもケアし大切にすることで、QOLが向上すること間違いなしです。
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Q
顎の小さいのはやわらかい食べ物のせいでしょうか。
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A
やわらかい食べ物が多くなったことが顎の発育が悪くなる根本の原因ではありません。ガムは、唾液を出す道具としてとらえれば、どんどん嚙ませなければいけません。
日本で「顎が小さくなった」と言われるようになったのは、顎に歯が並びきれず歯並びがガタガタした子が多くなったからです。
その原因がカレーライスやハンバーグ、ファストフードなどやわらかい食べ物にあるのではないかとささやかれていました。
アメリカでは日本の何倍ものファストフードやハンバーガーなどが食べられているにもかかわらず、顎が小さいことなど問題視されていなかったのです。
なぜ日本でこういう現象が起こったのか。それは30~40年前から日本の育児からおしゃぶりが消え、指しゃぶりも好ましくないと嫌われ、甘いものも虫歯になるからだめ、ガムもだめ、と言われだしたからではないかと考えています。おしゃぶりや指しゃぶりは、生まれたときから自然に口腔の筋肉、特に舌の筋肉を鍛えるための大事な手段であったはずでしたが、育児上不衛生だとか、口が開いてしまうとかの理由でとりあげられてしまったわけです。
たしかに日本人の乳歯の虫歯は減りました。しかし、おしゃぶりやガムが消えたために赤ちゃんから幼児期、そして小学生のころまでにやらなければならない「唾液が出る→唾液を飲む」という舌の筋肉をつけるための運動が行われなくなってしまったのです。
人間にとって、将来生きることそのものを鍛練する行為が人工的に絶たれたわけです。舌の筋肉の発達も未熟な子どもたちは、やわらかいものしか飲み込むことができず、嚙んで食べるとうまく飲み込めないので、口に食べ物をためてしまうようになり、常にやわらかくて飲み込みやすい食べ物を好むようになります。そうなるとますます舌の筋肉が育たないので、歯が歯列に並ばなくなってしまったのです。
つまり、本能がそうさせているような行動、たとえば指しゃぶりや唾液を出させるような自然な行動はむしろさせなくてはいけないのです。生きていく上で必要な酸素をいっぱいとり込むために必要な行為の原点は舌の筋肉を作り、唾液をいっぱい出して飲み込み、歯列を作ることです。
二歳くらいまではおしゃぶりを与え、三~四歳過ぎたらガムを嚙ませることです。最近ではキシリトールやパラチノースなど、蔗糖のかわる甘味料の入ったガムもふえています。これなら虫歯も防げますし、唾液を出すこともできて一石二鳥です。
ガムはなるべくかたい嚙みごたえのあるものを選び、梅干や酢漬けいかなど、すっぱくて嚙みごたえのある食品もおすすめです。こうした食品で唾液を出し、舌の筋肉をどんどん鍛えましょう。
上記は、各務 肇先生のご本より出展しております。
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Q
装置は1日中つけっぱなしですか?
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A
装置は1日のうち 20時間~22時間装着が義務つけされています。装着時間を順守していただくことがインビザライン治療を成功に導く最大の秘訣ですので、「メガネをかける」「コンタクトをつける」「お化粧する」「服を着る」などと同じ感覚でご自分の体の一部のように慣れていただくことが重要です。
だいたい最初の1週間ぐらいで20時間装着する習慣に慣れる方が多いようです。