歯科Q&A
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Q
歯周病ってなんですか?なぜ歯周病になるの??
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A
歯周病とは、放っておくと歯を失ってしまう
歯ぐきと歯を支える骨の病気です。
歯周病の原因菌を含むプラーク(細菌の塊)によって
炎症が起こります。
歯周病は歯と歯ぐきの間に入り込んだ歯周病原菌と
全身や生活習慣の問題からも起こります。
例えば、清掃不良によって口の中の菌が繁殖し歯ぐきを攻撃したり
喫煙などは血行障害を起こし口の中の抵抗力が弱くなります。
歯ぎしりやくいしばりなどは無意識のうちに過大な力が加わる事で
歯を支える骨に負担がかかります。
その他の原因としては、糖尿病やストレス、片寄った食生活
薬剤服用なども歯周病の進行を促進するのです。
もし、痛みがなくても歯周病かも?と思われたら
早めに歯科に受診することをお勧めします。
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Q
プラーク(歯垢・しこう)ってよく聞くけどなんですか?
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A
プラークは白っぽいクリーム状のもので、糊のような粘着性で歯の表面に
くっつきます。
特に歯ぐき沿いや歯と歯の間、歯の溝に溜まります。
プラークを食べ物のカスだと思っている方も多いと思いますが
実際は細菌の塊りです。
プラーク1m中の細菌数は10億と言われており、むし歯や歯周病の
原因となる菌を多分に含んでいます。
お口の中の健康を守るためにはプラークをしっかりと取り除く
必要があります。プラークは歯にべっとりとくっついているので
口をゆすいぐだけでは取り除くことはできません。
歯ブラシとデンタルフロスなどを使って丁寧に取り除き
磨き残しがないように日常のケアをしてくださいね!
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Q
初めて生える大人の歯「6歳臼歯」とは?
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A
子供が小学校に入る頃、初めて生える大人の歯が「6歳臼歯」です。
6歳臼歯は、「第一大臼歯」と呼ばれ、乳歯の奥歯の後ろに生えてきます。
生える時期には個人差がありますが、名前の通り6歳前後に生えはじめます。
乳歯が生えるのが遅かった子供は、生えてくるのが遅い傾向にあります。
6歳臼歯は歯の中で噛む力が一番強い歯です。
また、噛み合わせの中心となり、歯並びの基礎となる重要な役割も
果たしています。
6歳臼歯はとてもむし歯になりやすい歯だと言われています。
それは・・・
①歯ぐきに隠れて生えてきても気づかない、気づいても歯ぐきが邪魔してキレイに磨けない
②噛む面の溝が深く歯垢(プラーク)が溜まりやすい
③生えたての歯はやわらかい
という3つの条件が重なる事が理由です。
むし歯から守るためには、生えかけの6歳臼歯は手前の乳歯に隠れているため
子供が1人で磨くのは難しいと思います。
12歳ごろまでは保護者の方が仕上げ磨きをしてあげて下さい。
また、定期的に歯医者さんに行くことも大切です。
歯医者さんでは、むし歯予防のフッ化物塗布を行います。
奥歯のコーティングをしてむし歯から守る処置を行うこともできます。
むし歯になりやすい6歳臼歯を日常的なケアでしっかり守ってあげてください!
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Q
むし歯を防ぐにはどうしたらいいの?
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A
むし歯を防ぐには、目に見える部分だけではなく見えない部分もしっかりケアしましょう!!
むし歯になりやすいところってどこでしょう?
お口の中を鏡で見てください。
歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目・歯の溝・・・
汚れがついていませんか?そのままにしておくと
虫歯になってしまいます。
歯と歯の間は歯ブラシが届きにくい部分です。
そこを狙って歯ブラシがあたるようにしたり
フロスや歯間ブラシなどを使うのが有効です。
歯の溝は目では見えませんが、意外と深いんです。
歯の溝を塞ぐ治療でむし歯予防ができます。
歯の表面の強化にはフッ素が有効です。
歯の表面のエナメル質を強くする働きや歯から
溶け出したミネラルを戻しやすくする効果があります。
気になる方は一度受診してみて下さいね♪
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Q
むし歯になりやすい人ってほんとにいるの?
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A
むし歯のリスクは「細菌」「唾液」「食習慣」がキーポイントです!
3つの要素の個人差で決まってくるんです。
①むし歯の原因菌の数が多い人ほどリスクが高い
②唾液の分泌量や菌への抵抗力のない人ほどリスクが高い
③食習慣の差で甘いものを頻繁に飲食する人ほどリスクが高い
この3つあなたは大丈夫ですか??
《むし歯リスクチェック》
いくつあてはまりますか?多い人ほどハイリスクです!
☆今までにむし歯になったことがある
☆磨き残しが多い
☆甘いものをよく食べる
☆1日中、よく食べたり飲んだする
☆歯磨きはあまりしない
☆フッ素入りの歯磨き剤を使っていない
☆定期健診を受けていない
どうでしたか?いくつあてはまりましたか??
大人の歯は一度悪くなると生え変わる事はありません。
一生自分の歯で美味しく食べられるように早期発見、早期処置を心がけてほしいです。