いえさき先生のコラム

オールセラミッククラウンとメタルボンド

2016.09.22 セラミッククラウン審美歯科
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メタルボンドブリッジの実物です。裏側は、金属ですが、見えるところはすべてセラミックで白く仕上がっています。

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銀合金のブリッジが元々装着されていましたが、患者さんの希望によりメタルボンドにやりかえることになりました。ぎらぎらとめっだっていましたので、気になっておられました。

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右がメタルボンドを装着直後です。ブリッジを外すと左側のように真ん中の6番目の歯が欠損していますね。自然な白さにし上がりました。

審美歯科治療(歯を美しくする歯科治療)といえば現在は、最先端のCAD/CAM技術を応用したジルコニアクラウンやイーマックスを代表とするプレスクラウンと呼ばれるオールセラミッククラウンが主流となっています。

そういったものが登場する前(21世紀に入る前)には、メタルボンドが最も主流を占めていた方法でした。

メタルボンドは多くの意味でいまだに捨てがたいところがあります。開発から約50年の歴史を持ち、数多くの人の歯に応用され成功した、技術的には十数年の歴史しかないジルコニアクラウンやプレスクラウンと比べて多くの歯科医師や歯科技工士により時間をかけて十分練り上げられた安定した方法です。

長所としてまず他の審美歯科治療同様歯の色調に似ているので見た目が良い、内面に金属を使用しているためたいへん丈夫で割れにくく、ほとんどの部位に使用できること、強度があるため咬む力の強い患者さんにも安心して応用できることなどが挙げられます。

短所としては、歯の裏側からは金属が見えること、色調はオールセラミッククラウンに透明感の点で劣ること、金属を使用しているため、歯茎や歯と歯茎の境目が時間経過とともに変色してくる場合があることなどが有ります。
この様に、いまだに優れた方法であるにも関わらず、少しずつオールセラミッククラウンにとって代わられ廃っていく感は、否めないところです。

せっかく50年以上も掛かって多くの人が積み重ね練り上げてきた極めて優れた技術をこのまま眠らせるのもとても勿体ない気がしてなりません。
当院でも、オールセラミックには優れた長所があるため、スーパーエナメルやオールセラミッククラウンとして応用し成果を上げ、患者さんの口元がとても美しくなり、多くの方々に喜んでいただいておりますが、

メタルボンドも美しさでは若干オールセラミッククラウンに比べると劣るところもありますが、耐久性や取扱いの平易さでまだまだ捨てがたいものがありますので、
こちらも患者さんの口元を美しくするためのもう一つのオプションとして積極的応用していき、患者さんに喜んでもらいたいと考えております。
30~40年前には最先端の技術であった方法も次第に洗練され練り上げられた技術となり、今では経験豊富な歯科技工士にとっては平均的な技術となっています。

その結果、オールセラミッククラウン特にジルコニアクラウンに比べて作製費用も安くできるようになってきており、その差額を患者さんに還元する形で、

26年間1本8万円(税別)に据え置いてきた価格を1本6万円(税別)に値下げすることにしました。

特に下顎の第一大臼歯をなくされた場合にブリッジでの応用価値が高いと考えていますので、

今回の26年ぶりの値下げを記念して今年中は3本以上装着した場合に限り、1本当たり5万円(税別)で提供させていただきます。

かりに下顎奥歯3本のブリッジを装着した場合にかかる費用が162,000円(税込)となりかなりお求めやすくなっております。

奥歯にも審美歯科治療を受けたいと考えておられる患者さんに喜んでもらえるよう今回のような決断を行いました。

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