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いえさき先生のコラム

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ミスコンクイーンの口元に注目

ミス・ユニバースなどのコンテストの出場者やファッションショーのモデルさんたちは、すらっと背が高く細身なのが特徴でしょうか。その口元を見ると、薄く横に長い唇、白い歯、きれいな歯並びが目につきます。

街角でよく見られる、ぽかんと開いた「しまりのない口」や幅の狭い「おちょぼ口」、下唇が反転して分厚い「たらこ唇」「アヒル口」などはほとんど見かけません。笑ったときには白い歯がこぼれますが、歯ぐきまでは見えません。口を閉じた時も、上下の唇の接するラインは緩やかな下向きの円弧をつくっています。

前歯は唇と舌の間に生えてきて、力学的に安定した場所に位置します。そのバランスが崩れると歯の位置が変わるので、歯並び・噛みあわせの崩れに繋がります。そして同時に、頭に対する下あごの位置もずれてきます。成長期に上下の唇を正しく接していると極端な出っ歯や受け口になるはずがありません。

年を取って歯が前へ飛び出してくるのは、前方向への押す力が唇の抑える力に勝るからです。具体的には、内側から舌で押したり歯ブラシで前へ引っ張ったりする力があります。ただし、たとえ力のバランスが取れていても、歯は繰り返し揺すられると伸びてきて見える部分が長くなります。下の前歯が高くなると上の前歯を下から突き上げるので、上の前歯が前方に開いて飛び出てくることになります。「歯の間に物が挟まりやすくなってきた」、「歯の間にすきまが空いてきた」などの症状は危険信号です。

また、前歯が重なりでこぼこになってくるのは、歯並びが横から中央へ押されているからです。これも上の前歯が飛び出すことに繋がります。ほおの圧迫(寝相・ほおづえなど)や、口をとがらせるおちょぼ口など幅の狭い口には注意が必要です。くいしばりは、上下の前歯の当たりが強くなったり、下あごの前歯が内側に上あごの前歯が外側へ倒れてきたりするので非常に危険です。

舌で歯を押す癖や分厚い下唇、オトガイ部(下あごの前方で唇の下の部分)の緊張(横線やくぼみ、梅干状のしわ)は間違った口の閉じ方が原因です。これらは、多くの場合、口呼吸習慣や猫背などの姿勢の乱れと同時に見られます。やさしく上下の唇を接すればいいのですが、力任せに唇の周囲の筋肉(特にオトガイ部や舌)ばかりで閉じようとするから問題が生じます。口を閉じるには舌を引っ込める必要があるように、唇と舌とは動きに関連があります。口元が緩むと舌は前方へ飛び出しやすいのです。

おすすめする口の閉じ方・唇の接し方は、力を入れずに、横に長い唇をつくり、上下の唇の接する線が下向きの円弧を描くことです。

まず、背筋を伸ばして首を前に傾けずにあごを引きましょう。そして、鼻の下を伸ばし、上の唇で上の前歯を覆います。次に下唇も上の唇と同じ厚みになるくらい薄くして、上の唇にくっ付けます。歯を合わせる必要はありません。下唇とオトガイとの間にくぼみや横ジワ、梅干し状のしわを作らないことが大切です。そして、上下の唇を優しく接したまま、笑う時のように口元を左右に黒目の幅まで長くします。すると、ピースマークやペコちゃんのように、美しい下向きの円弧ができます。舌の先は前歯の裏に接さず、口の中央で少し持ち上がった状態です。口蓋(口腔の天井)に付くか付かないかです。同時にあごが引けて、舌も正しい位置に保たれます。

体の構造上、口の表情は姿勢と強く関係していますから、さまざまな角度から健康に役立ちます。姿勢や手習いと同じでこつこつと練習しましょう。

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